
甘露な塩らぁ麺の店として印象的な桜台「美志満」。
「塩ワンタン麺」も「魚介塩味玉らぁ麺」も旨かった。
桜台駅前のやきとん「秋元屋」前を過ぎて、
「美志満」へと向かう途中で目に留めていた空席待ちの列の主が、麺処「まるよし商店」の味なファサード。
数名の空席待ちの最後尾に並びましょう。
そもそも中華そば店の店舗として仕立てられた建物ではない気のする。
以前は豆腐屋でした、なんて話を聞けたら嬉しい感じ。



屋根瓦や木枠の横すべり出し窓が並ぶ表情がとってもいい風情を醸しています。
初めて訪れたのは、陽射しギラギラのお盆近くのこと。
空調なしの開けっ広げのカウンターに腰掛ける。

「夏だけ」の文字に惹かれて選んだのは、
「夏だけわさび入り 濃口しょうゆつけそば」。
太麺は、如何にも全粒粉使いの色合いと量感で迫る。

山葵の風味が濃いぃ醤油に溶け込んでキレが出る。
真夏にも一種の涼味を添えて、
成程いい手を思いついたものだなぁと感心しながら、
豪快に音を立てて啜ったものでした(笑)。
店先の彫り込み立て札にも「タンメン」とあるように、
タンメンのお店でタンメンをいただかずとはと日を替えて。

球状に練った辛し味噌であるらしい「赤玉」もこちらの特徴であるようなのだけど、
おしながきに小さく書かれた”割と辛いので”に怖気づいて(笑)、
「たんめん(並)」をオーダーです。
小海老の風味に野菜たちの旨味や甘みが素直に引き出されたスープ。
ニンニクがっつりや塩キメキメでなく、
やや物足りなさを覚えるくらが、ナチュラルな味わいなのだと感じ入る。

シャキシャキとした歯応えと一緒に野菜を摂る悦び。
太麺でもいただいてみたいと思ううちに、
「赤玉」の「ビー玉(1/4)」も載せてみたいかもとも気が変わってきました。
桜台の裏道角地にタンメンを軸にした麺処「まるよし商店」がある。

次回はきっと、「ビー玉タンメン」とするか「みそカレーつけタンメン」にするか迷うことでしょう。
口 関連記事:
らぁ麺「美志満」で 甘露なまろみ塩らぁ麺花開く魚介塩嗚呼旨い(13年02月)
「まるよし商店」
練馬区桜台1-3-10 [Map] 03-5999-6180
column/03428
>中華そば店の店舗として仕立てられた建物ではない
10年ほど前に桜台に住んでいましたが、たしか以前は
お好み焼き屋だったと思いますよ。
正直、繁盛していた記憶はありません。
Re:坂上さま
コメント、ありがとうございます!
なるほど~、お好み焼き屋にも風情が似合いますね。
繁盛していなかったのは残念ですが、それゆえ、今の「まるよし」が生まれたのですね。