![latino.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino-thumb-200xauto-30017.jpg)
新川の居酒屋・喫茶「かんかん」。
今は並びにあった中華料理店「明華楼」が拡張して、
寂しくももう「かんかん」は跡形もない。
その並びには、何故か入れ替わり内装工事と開店閉店を繰り返す、飲食店にはげんのよくない場所に、
新店「串粋」がオープン。
その先の「バンコック ポニー食堂」の上階には、
いつの間にか和食処が出来ている。
そんな変わりゆく八重洲通り沿いの新川にあって、
日々そこにある安心、安定感をみせてくれているのが、
マンションの一階に並ぶ三軒のテナント、
「中国屋台十八番」「LATINO」「がんぎ」だ。
![latino01.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino01-thumb-500xauto-30020.jpg)
![latino02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino02-thumb-500xauto-30023.jpg)
その真ん中に位置する「LATINO」へと横断歩道を渡れば、
テイクアウト用に開け放った小窓からマスターの姿が覗きます。
![latino03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino03-thumb-66xauto-30026.jpg)
「LATINO」のカリーメニュー上段には、定番の4品が並ぶ。
カウンターの隅に腰掛けていただくは、「ドライカリー」。
![latino04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino04-thumb-500xauto-30029.jpg)
![latino05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino05-thumb-500xauto-30032.jpg)
適度にしっとりとして、それでいてほろほろとする肉肉しさをスパイスで包み込み、
硬めに炊いたライスが甘く美味しくいただける。
ふと、西新宿にあったカフェ「ハイチ」を思い出しました。
二行目に控えるは、「ポークカリー(欧風)」。
![latino06.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino06-thumb-500xauto-30035.jpg)
エスニック志向の「LATINO」にも欧風のカリーもスタンバイ。
玉葱由来と思しき甘さを含んだ円やかな、比較的明るい色合いのカレーソースに、
何気に香る複層のスパイスがいい。
もうひとつの定番欧風カレーが、「ビーフカリー(欧風)」。
![latino07.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino07-thumb-500xauto-30038.jpg)
一見、ザ小麦粉バターなブラウンソースを思うも、
玉葱のさらさらとした甘さに唸る仕立てでございます。
HOT!と但し書きのついた「カシミールカリー」。
湯島「デリー」やご近所「新川デリー」では、
激辛仕様につき端から対象外としてきている「カシミール」。
だからなんだか挑むような気構えが必要になってきます(笑)。
![latino08.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino08-thumb-500xauto-30041.jpg)
カレーポットからライスの上に注ぐカリーは、
しゃばしゃばで赤くも黒くもない浅い黄色。
どれどれとちょっと窺うようにスプーンを動かすと、
うんうん、刺すような責めるような辛さではなく、
爽やかで柔らかな辛さが嬉しいぞ。
以上のお品書き筆頭4種に対して、日替わりのカリーも日々スタンバイ。
あれこれある中で、おおお、これはこれはと妙に感心しちゃったのが、
印度スパイス&中華スパイスの「マーボー・カレー」。
![latino09.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino09-thumb-500xauto-30044.jpg)
![latino10.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino10-thumb-500xauto-30047.jpg)
パクチーを添えたカレーポットには、お豆腐を含んだ具材が溢れんばかり。
急くようにスプーンを動かすと、
印度系と踏まえるベースのスパイスと発酵系の調味料や八角あたりの風味とが、
行ったり来たりする。
豆腐とカレーとの組み合わせにもまったく違和感がないという。
超魅惑の無国籍カレーと謳うのが、愉しくも美味しいカリーでございます。
マスター、やるなぁ。
新川に根付いて早18年目を数えるという、
Curry Bar & Esnique「ラティーノ LATINO」。
![latino11.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/latino11-thumb-500xauto-30050.jpg)
カリーには、タイ風「グリーンカリー」や極辛注記の「ベンガルカリー」なんかもある。
合い盛り志向のひとには、2種類のソースを組み合わせられる「アベック」とか、
さらには、3種類のソースによる「トレスコンボ」という手もある。
そして、カリー以外にもエスニックなランチメニューや冬場には焼きカレーあれこれもある。
メキシコ料理続々の夜のお品書きも気になるところだけど、
引き続き、エスニックなランチメニューから紐解いていこうかな。
口 関連記事:
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タイ料理「バンコック ポニー食堂」で 大好物かもゲーンキョーワン(13年03月)
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インドカレー「デリー」新川で コルマにインド辛さ加減と玉葱使いの妙(09年11月)
「LATINO」
中央区新川2-7-7 クレール八重洲通り103 [Map] 03-3206-2726
column/03414
いつもありがとうございます。ずいぶんと昔の記事へのコメントをお許しください。すでにご存知のことかもしれませんが、どうしてもコメントしたくなりましたので。
こちらのお店は十八番さんとがんぎさんに挟まれていて、これまで正直あまり目に入っていなかったのですが、今日通りがかった際にふと看板に目をやると、「復刻版 三越前のインドカレー」とあってピーンときました。早速入ってみて確認すると、やはりというか10年以上前に閉店した「インド風カリーライス」の復刻版ということではないですか!これはうれしいと思い食べてみると、20年近く親しんだ懐かしい味がよみがえってきました!個人的に昔のように頻繁に通うこと決定です。