
南門と書かれた門が、都立公園「林試の森公園」の入口のひとつ。 門を入っていくと、炎天下ながらどこか清々しく呼吸できるのは、 まさに囲む木々が齎してくれる恩恵。




林試の森公園を北側のくぬぎ門から抜けて向かったのは、 住宅街の手打蕎麦処「紫仙庵」。 ところが、玄関前にもその中にも既に空席を待つひと達がいて、 どうやらお昼のお蕎麦にありつけそうもない。 折角訪ねたけれど止むなしと諦めて、ふたたび公園の中へと戻りました。
せせらぎ門から水車門へと抜けて、 そのまま駅方面へと細い路地に入り込んだ時、 換気扇から漂う匂いに、あ、うどん屋さんだ!と鼻が動く。 表に回ってみると矢張り、うどん処。 早速、引き戸をガラガラっと開け入ります。
雑貨屋さんのような薬屋さんのような佇まいの店先に一瞬たじろぐも、 奥からいらっしゃいの声を頂戴して、間違いではないと確かめる(笑)。 まさに何方かのご自宅に伺うようなトーンで、 お邪魔しまーすと声を発しつつ、サンダルを足から外します。
甲子園を実況中継している居間のテレビ。 書棚には、ぎっしりと古びた書籍類。 畳の間の座卓に座り込んで、眺めるお品書き。


お待ちどうさま、とおばちゃんがふたたび居間にやってきた。

並びの笊には、艶やかなうどん。

どれどれと早速、具沢山のつけ汁に浸して、ズルっといく。


なるほど、その比率は不明ながら、群馬県産の地粉に、 讃岐うどんにも多く使われているオーストラリアの粉とを配合して、 手打ちしているのだね。
水や塩の加減などの打ち方にもよるのだろうけど、 地粉10割りと推定する「夕虹」のうどんと比較すれば、 粉の香りが大人しい代わりに、 よりもちっとした歯触りを持っていることに思い至ります。
武蔵小山駅から林試の森公園へと抜ける路上に、 居間でいただくうどん処「かわむら」がある。

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「かわむら」 品川区小山台1-20-25 [Map] 電話番号非公開
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