
それは、陽射し強き真夏の日の想ひで。
池袋西口の芸術劇場が閉鎖されている様子を不思議に思いながら、信号を渡って路地へと入り込む。
勝手知ったるその路地はそのまま左に折れて、その先の路地へと導きます。
その先の路地が右へと折れる角にあるのが、
ご無沙汰の中国家庭料理「楊2号店」です。
汗を拭き拭き昼下がりの店の扉を開くと、ピーク時を過ぎたまったりした空気。
もう、まかないを食べ始めようかと、
そんな雰囲気がなんとなく熱帯のアジアっぽくって夏に似合う。
なんだか、青島啤酒が呼んでいます(笑)。
麦酒のグラスを傾けながら、まずはやっぱりと思うのは、
焼き餃子に麻婆豆腐。
辛さ控え目も出来ると云ってくれるけど、そこはノーマルで。
およそ間もなく「四川風麻婆豆腐」のお皿がやってきました。
自家製の辣粉、花椒が香る、と謳う麻婆豆腐。

その”辣”は、ぴりひりと迫りながらも、加減の良さと柔らかさがあり、
その”麻”は、ひりぴりと風味豊かにして、次のひと匙を誘う。
うんうん、美味しいぞ。
ご飯、ゴハン(笑)。
続いて届いたのが、楊特製「汁なし担々麺」。


麺を盛った楕円のお皿の片側に挽肉のそれが載り、
反対側には砕いた南京豆のそれが載っている。
一見すると担々麺らしい辣さのモトは窺えません。
真ん中に載る青菜ごと、お皿の底の方からひっくり返すようにすると、
持ち上げの良い肌合いのストレート麺が、
挽肉や南京豆を引き連れて、みるみる橙色に染まります。

旨そーと早速、口の周りを橙に色付けながら啜れば、
ナッツとラー油のまったりしたコクに辛味の刺激が加わって、
瞠目する美味しさ。

胡麻ペーストの担々麺も好みだけれど、ナッツ使いの担々麺もいい。
汁なしに適した、麺そのものもなかなかイケるであります。
焼き上がった「焼餃子」は、羽付きの。


手打ち風やや厚の皮に包んだむっちり派。
ラー油にとっぷし浸して囓れば、青み彩るシンプルなあん。
ああ、満足満腹だー。
池袋西口の路地にある、四川系中国家庭料理「楊 2号店」。


壁には、擦り切れ千切れした貼り紙に、
池袋店開店当初の楊さんのメッセージ。
五坪の狭さだという十条店に対して、池袋のお店は2番目のお店。
でも3番目のお店はないよねと思ったら、いつの間にか3号店もあるのだね。
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中国家庭料理「楊2号店」で 尾を引く汁なし担々麺辛くて辛くない(06年07月)
「楊 2号店」
豊島区西池袋3-25-5 [Map] 03-5391-6803
http://yang0123.web.fc2.com/
column/03322