![yan.jpg](https://ishouari.com/060715/yan.jpg)
突然降り出した雷雨の中、早足で路地の角にある「楊」に飛び込みました。
ここの「坦々麺」を喰ってやろうという魂胆なのです。
奥の、バーコーナーのようなカウンター席に案内されました。
「楊」の「担々麺」は、汁なしタイプ。
「よく掻き混ぜてからお召し上がりください」とのお達しに従って、
グニグニとお皿の底の方に仕込まれた赤いタレを纏わすように混ぜると、
あっという間に白かった麺が真っ赤
![](https://ishouari.com/060715/yan01-thumb.jpg)
になりました。
辛そうだけど大丈夫か、オレ?
恐る恐る麺を啜ると、
辛さより先にまったりとした胡麻ペーストのコクと香りが訴えてきます。
そして、見た目ほど辛くは、ない。
あれあれ、後から後から尾を引いて口惜しいぐらいにイケてしまう。
辛いのがいまひとつ得意でないくせに、最後に残った挽肉の味噌まで綺麗に完食です。
食べ終わってみると、独特の香りとともに口の中が痺れている。
“麻”ってやつだな、とお冷を2杯。
「楊2号店」
豊島区西池袋3-25-5 [Map] 03-5391-6803
column/01916
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。