夕暮れ迫る池下の駅にふらっと立ち寄りました。
以前お邪魔したイタリアン「IL VECCHIO MOLINO」はどの辺りだっけかなと考えながら、広小路通りに佇みます。
とことこと歩いていくと、信号機に覚王山の表示。
いつの間にかひと駅歩いてしまったようです。
覚王山駅近くで振り返る古びた佇まいの紅(くれない)の暖簾。
前の道を辿ると、覚王山日泰寺へと至るらしい。
壁には、”麺類食堂”の文字があります。ショーケースには、「天ぷらうどん」に「中華そば」、「うどん定食」。
透けた硝子の引き戸をからからっと引いて店内へ。 まさに昭和が匂う雰囲気がいい。
店内にちょっと漂うカレーの香りに忽ち「カレーうどん」の口になる(笑)。 “びっくり”とショルダーフレーズを抱いた「カレーうどん大盛り」も気になりつつ、 「カレーうどん」550円をお願いしました。 なみなみとしたカレー汁の湖面を膨らませ、どんぶりがやってくる。
湯気の向こうには、通りの喧騒が静かに覗く。たっぷりのとろみに撥ねさせないように慎重に挿し込んだ箸をゆっくりと持ち上げます。
創業90年を超えるという、覚王山日泰寺参道の麺類食堂「玉屋」。
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「玉屋」 名古屋市千種区山門町2-47 [Map] 052-751-5512
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