都内にある煮干出汁の中華そばの店と考えて思い浮かぶのは、王子「伊藤」か、浅草「つし馬」か。
はたまた新宿「凪」か、新大久保「めとき」か。
そんな中の一軒、
「つし馬」で煮干中華の盛夏向けバージョン。
「冷やし煮干そば」を出していると知っていざ浅草。
観音通りのアーケードへとやってきました。
扉を開けて店内に入った時の煮干の風味にふわんと包まれる感じがいい。
やっぱり、限定「バリ煮干そば」も気になるよなぁと思いつつ、
券売機の「冷やし煮干そば」のボタンをぽちと押します。
めっちゃズレたタイミングでお釣がでてきてずっこけたものの(笑)、
すんなりとカウンターの隅で出来上がりを待つひととなります。
見た目はもう、温かい「中華そば」そのもの。
もしや間違ったりしてないよねとどんぶりに触れると、確かに冷たい。早速蓮華を取り出して、醤油の褐色に澄んだスープを啜ります。
どんぶりの縁に書かれた「青森 煮干」の文字を眺めながら啜る麺は、きゅっと冷水にシメる様子が思い浮かぶような、適度なしゃっきりテクスチャー。
煮干中華そばの雄の一角をなす、浅草「つし馬」。
「つし馬」 台東区浅草1-1-8 [Map] 03-5828-3181
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