ちょくちょくお世話になっている、いつもの「でびっと」。
大井町線と浅草線との乗り換えの際には、多くのひとがそのファサードの表情を横目にしています。
最近は、夕日を背にしたデビット伊東のポスターと「無料券配布中」の貼り紙がアピール中。
餃子の無料券を財布の底に忍ばせ(笑)、またまたちょこっと寄り道です。
それは、ゴールデンウィークも近づいてきた頃のこと。
実は何度か既にいただいている、季節限定モノらーめんを改めていただきに。
プロとしての気持ちの芯を感じさせて、
きびきび動く厨房を囲むカウンターは今日も賑やかで、
それゆえ空いていたテーブル席へ久し振りに。
そういえばいつぞやこの席に、内山くんが座ってたことがあったっけ。
お願いしていた、
味噌らーめん「ひばり2011ver.」のどんぶりが届きました。
湖面に窺う白味噌系の仕立ては、
麻油とのコントラストがよりそのようにみせるのか。
その印象は、カウンターで味玉チャーシュー麺バージョンでいただいたときも同じもの。
啜るスープは、化調の妙と塩分摂取が気になるものの、
濃厚にしてベタつかず、甘そうにして辛味を含み、立体感のある旨みが広がる、
なかなかの完成度。
そのスープをしっかりと持ち上げるのが、加水低めな手打ち風の麺。
粉の風味を残した、さくさくとした食感がニクイのだ。
ゴールデンウィークを終えて、も一度「ひばり」を啜りたいとやってきた中延駅前。
ところが、季節限定らーめんはもう既に夏向け仕様の冷麺に替わってる!
そうだよなぁ、さすがにもう冬仕様じゃないよなぁ、でも定番通年モノにしちゃってもいいのなぁと呟きつつ、「餃子無料券」を差し出しました(笑)。
例によって、サービスの「餃子」を専用のタレでいただいていると、
厨房のビールサーバーが気になってきます。
いただいたのは、定番三種「醤油豚骨」「醤油」「塩」の中から、「醤油らーめん」を。
ぱっと見の印象と違って、油のコクと濃度のある旨みが迫る、香り高きスープ。
センスの良さを窺わせる一杯、と云って遜色はないでしょう。
いつもお世話になってます、らーめん「でびっと」中延本店。
デビちゃんは、ここの二階で新作らーめんなんかの試作を繰り返したり、一階の厨房にいたりすることもあるようなのだけど、今のところお遭いしたことはない。
たまには、当主ご本人からどんぶりを受け取りたいなと思う昼下がりでありました。
「でびっと」中延本店
品川区東中延2-10-10
[Map] 03-3782-8029
column/03147