
茅場町で唐揚げの店と云えば、
まず真っ先に名前の挙がるのが「宮川」でしょう。
いつも当たり前のようにできる、空席待ちの行列。
それなりに離れた場所からランチにとわざわざ足を運ぶひとも少なからずいるのじゃないかな。
桜の彩りが通りを満たす頃、たまには暖簾を払おうと、行列ができるちょっと前にお邪魔しました。
そうはいっても、既にほぼ満席の店内。

空いていたのは、カウンターの一席のみでした。
椅子に腰掛けながら、唐揚げ!っと注文を伝えます。
大きなステンレスのトレーにこんもりと盛られているのが、丹念に粉を纏った鶏の身。
大きな鉄鍋ふたつが並ぶコンロの上で、じゅわじゅわとどんどんと揚げられてゆきます。

それを鶏ガラ出汁を湛えるスープを啜りながら眺めるひと時は、悪くないもんですね。
さぁ、いつもと同じ表情で、「から揚げ」がやってきました。

やや粉を噴くようにした衣は、さくっとかりっと。
齧ればみるみる鶏の身の脂が滲んで、旨みが炸裂します。
おそらく、八割方のお客さんが「から揚げ」オーダーなのじゃないかなぁ。

薬味の葱を浮かべたタレは、一種の三杯酢のような例のヤツ。
この、ほの酸味が油&脂な唐揚げのオイリーさを軽くし、魅力を高めてくれているのです。

たまには別のお品書きにも、と久々に食指の伸ばしたのが、「もつ丼」。
レバと砂肝だけのドンブリですけどよいですか?と確認される。
も、勿論、よろしいです(笑)。
ここでは、レバーではなくて、”レバ”であります。
云われたまんま、レバと砂肝だけの直球鶏もつ焼き丼。


酒呑みは、すぐ燗酒でも冷やでもいいなぁなどと一瞬考えてしまうけど、
いやいや、ドンブリものとしても以前から秘かなファンなのです。
苦手なひともいるかもしれなけどね。
桜咲く季節にも酷暑の夏にも行列をつくる唐揚げ名物の茅場町・鳥「宮川」。

夜の部の「しゅうまい」はじめ、「から揚げ」だけのお店じゃないことはきっと、周知のことだと思います。
口 関連記事:
鳥「宮川」で酸っぱいタレでいただくサクカリの衣と鶏の旨みと脂(05年10月)
「宮川」
中央区日本橋茅場町3-5-1
[Map] 03-3668-7080
column/03117
萱場町の~“宮川”・・・。
いやぁ~懐かしいですよぅ~っ!
♪
ランチタイムの定食「唐揚げ」
いやぁ~懐かしいなぁ~っ!
刻み葱を浮かべた「鶏ガラスープ」
いつも最低でも~3杯くらい頂戴してました
最後の「店舗界隈」の画像も
メッチャ懐かしく拝見させて頂きましたヨ
Re:ぽんちゃんさま
どーも、ご無沙汰です。
「宮川」は、茅場町・八丁堀界隈に勤めているヒト、勤めていたヒトにとって、思い出しては足や想いが向く日常の旨いもん屋ですもんね。
ずっと頑張ってる店も多いながら、残念ながらなくなってしまった店もあって、変わってないようで随分変わってますよ。
この記事、気になっています。
毎朝宮川の横を通るたび、今日は食べに行こうかと
思うのですが、ちょっと暴飲暴食気味のため
迷っています。
とは言っても今週中には我慢しきれずいってしまうかも
しれませんw
Re:puzzさま
もしも店の外にも中にも空席待ちさんの姿がなかったなら、即暖簾を払うべきであります。
我慢せずに参りましょー(笑)。
ついに「宮川」に行ってきました。
から揚げは私ごのみの薄い色で肉薄の感じで
たれとも大変マッチしておりましたw
かなりの達成感(笑)
Re:puzzさま
酸っぱいタレと唐揚げの相性がなかなかだったと思います~。やや塩辛いかもしれませんが、スープもなかなかではと。
先週、無性に宮川に行きたくなって、
木曜日行列に断念した後、
満をじして金曜日に行ってきました。
今回は「かしわ丼」を頂きました。
無謀にも「かしわ丼」がなんであるか分からず
頼みましたが、その実体は、鳥のモモだけの
焼き鳥をたっぷり御飯の上にのせた食べ応え
満点の丼でした。ぷっくりしたもも肉が
実においしく、海苔を散らした御飯も実に
うまかったですw
次は手羽先かなw
Re:puzzさま
今度こそは唐揚げ以外のメニューにしようと注文の直前まで固く誓っているのに、何故か気がつくと唐揚げを注文していてビックリ、なんてことはありませんか(笑)?
ありますw
先週宮川に行った際、心には「手羽先」と固く決めていたのに
結局注文したのは「から揚げ」でした。
もちろん美味しゅうございました。