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大井町で買い物を済ませて、駅前のロータリーからタクシーに乗って、下るは仙台坂。
第一京浜の横断歩道を潜って直進したタクシーを、
青物横丁の駅前を過ぎた辺りで停める。
降り立った交差点のビル3階にあるのが、
リストランテ「コージ コルディアーレ」。
今宵は、
築地王ほかの皆さんで囲む忘年会。
青物横丁でイタリアン?なんて声がどこからともなく聞こえてきそうな、そんな感じもまた愉しい。
リースも飾った板張りの階段からアプローチ。
白基調がすっきりと温かな、正統に洒落たホールが迎えます。
テーブルにまず届いたのは、「有機野菜のバーニャカウダ」。
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![kouji02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/12/kouji02-thumb-245x183-13578.jpg)
お皿には、アンチョビソースを中心に花開いたようにレイアウト。
この野菜って何?って話になって、「黒大根、黄カブに、紫人参、黄色いのが島人参で、これが金時ですね」。
そこで、ホールスタッフの勘違いを遮るように、「コールラビでは?」とその野菜の名前を説いたのが、ちょっと遅れてやってきた
ベジアナこと小谷さん。
一同「お~!」、さすが野菜ソムリエであるなぁと感心頻りであります。
続く前菜には、「和牛もも肉のカルパッチョ」。
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![kouji05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/12/kouji05-thumb-245x183-13584.jpg)
そして、赤貝、ミル貝、ツブ貝、ホッキに帆立などの貝あれこれを生姜とエシャレットのソースでいただく「いろいろ貝のサラダ」。
ここで
築地王、ちょうど刷り見本届きましたと取り出したのが「鈴与」三代目の生田さんとの共著、「築地じこみの魚の肴」。
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パラパラとページを捲ると、そこに書かれた肴のレシピはおよそ3ステップ。
ずらずらと冗長なレシピはお手製の酒肴には時に煩わしい。
グラス片手にキッチンに立つようなイメージが沸いてきて、写真も魅力的な実用派冊子だ。
スタイリングに奥さんが活躍の、
「しずる!写真グルメガイド」の元さん宅で撮ったンだって。
お、それはもしや白子では~と覗き込むように受け取ったお皿は、
「北海道産真鱈白子とエリンギのフリット」。
![kouji07.jpg](https://ishouari.com/0912/kouji07.jpg)
バルサミコソースのほの酸味を呼び水に、白子のとろんとそれを包む衣の好相性をぬははと愉しむ。
それはもう、エリンギの方はそっちのけ(笑)。
しゃかしゃかと豪勢に鏤めているのは、トリュフでありますなぁと再び覗き込んだお皿には「グリーンアスパラガスの炭火焼 温泉玉子と黒トリュフソース」。
![kouji08.jpg](https://ishouari.com/0912/kouji08.jpg)
![kouji09.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/12/kouji09-thumb-66x49-13590.jpg)
崩し溶いた温泉玉子にトリュフを混ぜ込んでソースにしちゃうというのは、
常套なれども、やっぱり反則だなって思っちゃう。
これまた待ってましたの牡蠣メニューは、
「大粒牡蠣と豆苗のクリームソース 手打ちタリアテッレ」。
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その名の通り、ぶりぶりっとした牡蠣がふっくらしたままクリームソースに包まれて、粉の風味の利いた平打ちパスタと主役を張り合ってるぞ。
パスタがもう一丁とは?というところでやってきたのが赤々と伊勢海老。
海老にはリングイネと誰が思い付いたのだろうねと思いつつ、くるっとして口に運ぶフォークの先。
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ぶりっと力強いその身はもとより、トマトソースにたっぷりと滲んだ海老の旨みがいい。
そうそう、新刊書籍といえば、晴れて
築地まんがガイド「築地あるき」を発売して大反響という、おざわゆきさん&なべひろさんもご同席。
![kouji12.jpg](https://ishouari.com/0912/kouji12.jpg)
色紙にさっとペンを走らせては、キャラクターがみるみる描きあがっていく様子を、なるほどそんな手際を重ねて一冊になっていったのだなぁと、感心しながら眺めます。
いやーそろそろお腹も満ちてきたぞーというところで、メインの登場だ。
それがステンレスの大皿に豪快に盛られた、
「乳飲み仔牛の骨付きロースの炭火焼 焼野菜添え」。
![kouji13.jpg](https://ishouari.com/0912/kouji13.jpg)
![kouji14.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/12/kouji14-thumb-66x49-13597.jpg)
黒板にはジェノベーゼソースとあったけれど、仕立て変更の紅いソースがソースペリグー。
盛り合わせのデザートを平らげて、ふー、満腹満腹。
幹事のジュネさん、メンバー紹介にぴったりのしおり作成お手数さまの
つきじろうさん、いつもコンビの
Gingerさん&
eatnapoさん、まいどの
romyちゃんに祝ご結婚
佃の旦那さんにもご同席多謝、ありがとーございました。
下町ノリの青物横丁で洒脱真っ当イタリアン、リストランテ「コージ コルディアーレ」。
![kouji15.jpg](https://ishouari.com/0912/kouji15.jpg)
“コージ”はそのままシェフの名、”浩次”から。
“コルディアーレ”とはイタリア語で”真心のこもった”という意味だそうです。
「KOUJI Cordiale」
品川区南品川2-17-18 3F
[Map] 03-5461-3762
http://www.kouji-cordiale.com/
column/02920
黒かぶ、ではなく丸いけど黒大根だと思いますよ。
野菜ソムリエの方なら食べたらわかるはずです。
あとすみませんが黄色にんじんではなく沖縄の島にんじんのはずです。
こちらのブログ、とても好きで拝見しているので食材に関して間違っているところがあるのであれば訂正いただけると助かります。
Re:なっちゃんさま
コメントありがとうございます。
聞いたままを記してしまいましたが、検索してみる限り、なるほど、黒かぶ⇒黒大根、黄色人参⇒島にんじんのようですね。
聞き損ねたものと判断して、修正させていただきます。
まだまだ知らないことばかりですが、可能な限り調べなくてはいけませんね。
ご指摘ありがとうございます。
これからもたまには覗いてくださいませ。