八雲の図書館で午前中を過ごして、さてどこかでお昼を摂りたいなと考えて浮かんだのは、以前お邪魔した「わさ」ならきっとここから遠くないだろうこと。
図書館の前を西に進んで、自由通りにぶつかったところで目黒通りに向かってちょっと行けば「わさ」の前。
席は空いているかなぁ。
扉を開けようとすると、ちょうど中からおふたりの先客が食事を終えて出てくるところ。
入れ替わるようにカウンターの隅へとお邪魔です。
その脇の棚の上には、重厚感のある表札が立ててあって、山下昌孝と刻まれてある。
山下はここにいるぞ、と気概を示しているようにも映ります。
ぶりっとした量感がそのフォルムから窺えるようで、さらに期待が高まります。
火傷しないようにフーとしてからそっと噛めば、揚げ焼きの外郭で包み閉じ込めた旨みがそれここだとばかりに弾けるように広がってくる。
過日いただいた「葱炒飯」でも堪能した葱の甘い香りと交差するように、ハムユイの匂いが鼻腔を擽って、一段濃厚な旨みがその後を追ってくる。
うへへ、クセになるお味、と申せましょうか。
11月の半ばから、平日のランチを休んで夜の部の営業を延長することにしたそう。
今回もなぜに「わさ」なのか訊き損なったので、また行かなくちゃ。
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