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たん「助六」で 牛タン焼きはたまた牛タン煮込み牛タンシチュー
時折思い出したかのようにお世話になっている、
たん「助六」。
快活な女将さんがトレードマークのたん焼きのお店だ。
どちらかというと、近くの「わすけ」よりもなぜかこっちに来ることが多いのは、ひとえに女将さんの客あしらいの賜かもしれません(笑)。「たん 助六」なので、「助六」でまずはなにかというとやっぱり、
「牛たん焼定食」か同じ定食のとろろ付か。
ただ、焼き立てが冷めるにつれ、みるみる硬くなるのは詮無いこととは知りながら、どうにかならないものかなぁと思ったりすることも少なくない。
それはそれとして、「助六」のお品書きには「牛たん焼き」以外のメニューもある。
それは例えば、品書き末尾の「牛たん煮込み定食」。
厚くぶつ切りにしたようなたんの肉片が、大根や人参なんかと煮込まれている。
こっくりとしつつあっさりめの仕立てで、ふ~んふむふむという感じ(?)。
時折、卓上の唐辛子の味噌漬けに箸をのばしつつ麦飯を掻き込むのは、たん焼きの時と変わりません。
そしてもう一品が、「牛たんシチュー定食」。
こちらは一転、洋食の雰囲気も滲ませる。
生クリームを回しかけた、デミグラス風の褐色ソースが柔らかなたんに沁みて、それがベタつくことなく旨味を真っ直ぐ届けてくれるようで、ご飯がススむ。
なんだか、たん焼きよりもこっちが定番になっちゃいそうな気がします。
八丁堀のたん料理専門店「助六」。近くから移転してもう随分経つけど、あれはいつのことだったかな。
店名の由来と一緒に、今度女将さんに訊いてみよう。
予約にて承ります、という「牛たんしゃぶしゃぶ」も気になります。
「助六」 中央区八丁堀3-20-6 [Map] 03-3551-9705