左手にオムライスの「チャモロ」の入口をチラ見しながら、恵比寿南交叉点を渡る。
その先の斜めに進む路地を往けば、右手頭上にうどんの「一滴八銭屋」、左手に焼肉「トラジ」の本店だ。
そして今夜の待ち合わせは、酒屋さんの二階、酒亭「和」。
山形「十四代」、静岡「磯自慢」「開運」、三重「瀧自慢」、愛知「醸し人九平次」、滋賀「松の司」、高地「土佐しらぎく」などなどの一升瓶。開くお品書きには、呑兵衛ごころを擽るフレーズが目白押し。 どれにするのか決めなさい、というのが酷なことにも思えてくる(笑)。口湿しの麦酒を片手に、悩むテーブルの四人。 と、そこへお通しが届きました。
おお、雛寿司、だね。
これを最初にもってくるというのはちょっとニクイのではないかいね。
まずは、聞き慣れない”昆布森”という産地名にも惹かれた「北海道昆布森 生かき」、そして「カキフライ」で「カキタベ!」モードから入ってみる。
「すいません、昆布森、切れちゃいました~」にややずっこけるも、三陸の生かきとカキフライをいただくことに。
12時方向から時計廻りに、銚子の「黒むつ」、氷見の「メジマグロ」、常磐の「サワラ」、銚子の「金目鯛」、横須賀の「かます昆布〆」、三陸の「〆さば」。
真ん中の白身が左「平目」に右に対馬の「天然真鯛」。
肝で和えてしまうことのズルさったらないよねー。
これから迎える冬本番。燗づけの手腕もニクいです。
「和」 渋谷区恵比寿南2-1-2 丸山酒店2F [Map] 03-5722-6544
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