実家への道すがら。
たまにはいいかと、武蔵境まで遠回りをしてみました。
その目的地がこちら、ラーメン「きら星」です。
赤橙の暖簾の前には特に行列もない。
雨の所為かなぁと思いながら扉を引くと、目の前に空席待ちの背中。
やっぱり人気、のようです。ド空腹の勢いゆえ、券売機でボタンの上を泳がす視線はただのラーメンには留まれず、「チャーシュー」の文字に反応してしまう。
そして店頭でもイチオシだった「あぶり焼きチャーシューごはん」までも。
届いたドンブリは、厚みしっかりの大判チャーシューがホレホレと4枚も載るサービス版。
新宿「満来」をふと思い出す。
スープは白濁した醤油仕立てで、粘度を主張する濃密仕様。
粗っぽいものではなくむしろ丁寧に拵えたものだとは思わせるものの、豚足に豚皮までをも含めて煮出したのだというスープの風味は、野生的。
歯切れがいい割に量感と粉の風味があり、そう云えば脂がベタつくスープに負けていない。
高田馬場「二郎」をふと思い出す。
ところが、あれだけ腹ペコだったのに、ぺろんと食べられるつもりだったのに、なぜだかテンション急降下。明らかに脂に負けている。
空席待ちが増えた店先で、
ラーメン王クラスのラーメンフリークが営む「きら星」でのリベンジを誓うのでありました。「きら星」 武蔵野市境南町3-11-13 0422-30-0233
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