中国料理 「蘭州」では ふはふずずずカキぞうすい心胆温まり

ranshu2.jpg久々の「蘭州」です。 テーブルはほとんど埋まっていて、静かな熱気さえ感じさせる一階席。 どこかゆっくりもっさりとしながらその実、ちゃっちゃとオーダーを捌くオバチャンが行き来しています。 今日の魂胆は、時季が終わってしまう前に「蘭州」の牡蠣ネタをいただいておこうというもの。 壁の貼紙にターゲットranshu2_01.jpgを見つけました。 「カキそば」「カキぞうすい」。どちらにしようかな。
ranshu2_02.jpg通されたおひとりさま用テーブルに、 「カキぞうすい」のたっぷりしたドンブリが届きました。 このこじんまりテーブル、なんか落ち着きます(笑)。 褐色を帯びたややトロンとしたスープの中央に、牡蠣の身が顔を覗かせている。ranshu2_03.jpgはふはふしながら蓮華で掬う、スープにご飯。 おほ~、これがね、なかなか旨い。ちょっと塩辛いきらいもあるけど、しっかりした出汁のコクが次から次へとはふはふずずずを繰り返させる。 さらにふーふーしてから牡蠣の身も合わせ啜れば、スープのコク味ときっちり同調しながら磯の風味と旨味が花開く。ranshu2_04.jpgいーねー、やるねー。 胃の腑というか、心胆からほかほか温まっちゃって、気がつけばおでこ廻りから耳の上から汗が噴いてきた。洟水も(笑)。いやはや、ボリュームもたっぷりでもう、満足まんぞく。 また来シーズンも啜りに来なくっちゃの「蘭州」の「カキぞうすい」。 ぐぐっと冷え込んだ夜にもよく似合いそう。 口関連記事:中国料理 「蘭州」 で四川タンメン大口径なみなみどんぶり(06年12月)
「蘭州」 中央区銀座6-16-6 03-3542-1067
column/02063再会