雨上がりの堺町三条。
京都では知らないヒトのいないと思われるほど有名な珈琲ショップ「イノダ」の本店で、
モーニングコーヒーと洒落込みました。
濃藍の暖簾を白抜いたエンブレムには、
1940という創業年をも示してあります。
ケーキの収まったガラスケースの脇を抜けて、ホールへ。
朝からもう、およその席が埋まっているね。
非喫煙の旨を告げると、左手の扉から外へ出ろという仕草。
禁煙席を望むヤツは帰れってか?なんて一瞬思ってオロオロするも、
なんだ、その先に別棟があるのね。
ギンガムチェックのテーブルにゆったりと収まって、窓越しに中庭を臨む。
お冷やのグラスにみる、
赤いポットと緑の四角を組み合わせた図案が「イノダ」のトレードマークだ。
お願いするはやっぱり、「アラビアの真珠」に「ビーフカツサンド」でしょうね。
朝から肉、喰らうですよ(笑)。
オススメ通り、砂糖ミルク入りでいただく「アラビアの真珠」。
ふっと抜ける酸味、ほの苦い香ばしさとコクが砂糖の甘さとミルクの柔らかさと上手にバランスして、
いつもはストレートだけど、なるほど砂糖入れるのが正解のように思える。
そして、「ビーフカツサンド」。朝から贅沢だいね(うふ)。
カリっと焼いたトーストを押し返すようなカツの見栄えをじっと見つめてから、まず上に載っかったベーコンを手掴みでべろんと上に向けた口に納める。
あ、朝からお行儀がよろしくない?
はぐっと齧れば、
カツとトーストの間から、ソースが零れ出たりする。
特別スゲーウメーってことではないけど、”サロン的「イノダ」で「カツサンド」”は、一度果たしたいと思ってた朝ゴハン。うん、満足まんぞく。
「アラビアの真珠」の魅力も印象深い「イノダ」の朝でした。
「イノダ」本店 京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140 075-221-0507
http://www.inoda-coffee.co.jp/
column/02528