そば処「弁天」で 鴨葱別皿の鴨せいろう

benten.jpg 浅草寺の北側、つまりは仲見世とは反対側の界隈は、 俗に観音裏と呼ばれていて、 洋食の「佐久良」や「グリルグランド」「大坂屋」なんかもこの辺り。 ぽつぽつと味な店の点在が気になるエリアです。 そんな、見番のある町、観音裏柳通りにあるそば屋「弁天」に寄ってみました。
暖簾を潜ると正面に厨房のオッチャンオバチャンの姿が映ります。 左手にテーブル、右手に小あがりがあって、その間に浮島のようなカウンターがある。 なんとなく所在ない感じにはなりますが、まぁひとり客用ですね。 寒空の下ですから、温かい「鴨そば」もありかと思いつつ、 お願いしたのは「鴨せいろう」です。 benten01.jpg鴨の脂と風味が滲んだつけ汁をイメージしていたら、なんとその鴨が別皿に盛られてきました。おー、そうきたかぁ。 ちょっと拍子抜けではあるけど、これはこれでイケるのかも。
まずは、そばのみを啜る。きりっとしながら風味にも量感があって、悪くないせいろだ。benten02.jpgつゆがちょいと辛過ぎるきらいはあるものの、江戸前な感じは醸してくれている。 そして別皿の鴨と葱。benten03.jpgお上品にしても始まらない(?)ので、えええいぃとつゆに投入して、蕎麦と合わせ口へ。 スジスジしないで、ムニニンという鴨独特の歯応えと柔らかさ。 ふむ。こうしてつゆと別にすることで、そのあたりが率直に楽しめるような気もする。
でもやっぱり、脂がダラシナくつゆに溶けた鴨せいろの方がボクは好きだなぁ。 benten04.jpg
口関連記事:洋食「グリル佐久良」 でさらりと旨味しっかりのハヤシライス(06年01月)弁天」 台東区浅草3-21-8 03-3874-4082
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「そば処「弁天」で 鴨葱別皿の鴨せいろう」への2件のフィードバック

  1. 弁天に行かれたんですね。ここを見つけるとは流石です。
    ここの鴨せいろは初めてみました。
    セパレート方式なんですね。
    私的には冬は牡蠣そば、夏は鶏そうめんがおススメです。

  2. Re;超カンダっ子さま
    実は、鴨に行こうか、牡蠣にしようか、随分悩んだンです(笑)。
    夏場に、鶏そうめんね。覚えておきます。ありがとうー。

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