column/02137
らーめん「三好」新川本店で 醤油さいとんらーめん実直な味
通りがかりに目に留まるオレンジ地に「味よし!値よし!愛想よし!」のフレーズと300円という料金表示で以前から気になっていた「三好」さんでクイックにランチ。間口なりの席数なのだろうと思いながら人数を告げると、ずいっと奥へと案内される。調理場の前が広がっていて、それなりのキャパを備えているのです。潔く、看板の300円「らーめん」とするのも一考でしたが、ちと寂しさが過ぎって、野菜やチャーシューがトッピングされると推測される「さいとんらーめん」を正油味でお願いすることにしました。添加物を含まない純天然醸造の幻の醤油を使っているのだというスープは、その志向がそのまま表現されたかのような濃いぃ醤油色だ。出汁が炸裂する感じはないものの、その醤油がコク味を引き立てていて、ただのあっさりとはまた違う醍醐味がする。かつての「醤屋」をふと思い出したりもして。最高級なパン用粉を多用したブレンド粉を多加水で仕立てたオリジナルだというちぢれ麺は、ひと口めで粉そのものを思わせ、ふた口めにはそのくにゅっとした食感を伝えてくる。トッピングはほぼ予想通りのボイルした野菜と千切りしたチャーシューだ。全体に実直な印象が好感できるドンブリだね。今度は味噌味で、焼餃子なんかも添えちゃおう。毎月何故か19日を特定して”御縁の日”と銘打ち、らーめん一杯5円という大奉仕をしているそうで、昼時と閉店前には長い行列ができるらしいデス。
「三好」 中央区新川2-12-12 [Map] 03-6222-5355 [閉店]
http://www18.ocn.ne.jp/~raumen/12.html