![eifukurai.jpg](https://ishouari.com/070122/eifukurai.jpg)
妙に牡蠣が食べたい気分で、以前目にしていた「かきXO醤炒め」をアテに平成通りのこちらへ。三つ折のパウチメニューを開いてその箇所を指差すと、日本語の達者なチャイニーズのオンナノコは、ちょっと訝るような表情をした。案の定厨房から戻ってきて「時間かかるです、いですか」と云う。「いいよ」と伝えると、こくりと頷いて、走って厨房へ。ところが再び戻ってきて、「忙しいのでできない」と宣ふ。端からそんな予感はしてたけど、やっぱりそうか。日替わりにメニューに加えて、ちゃんとお昼用メニューを用意するのが佳いお店なんだけどな。ま、止む無しか。代わりにと「かきそばは?」と云うと、「はい~、かきそば~」と呼応しながら去っていく。戻ってこないところをみると、「かきそば」は出来るンだ。円卓に座った隣のOLは、注文んだ担々麺がもうとっくに届いてるのに、煙をこちらに向けながら根元まで吸わないと気がすまないような勢いで煙草吸ってくっちゃべってる。美しくない、ね。「おまちどさま」。スープにも麺にも特に感慨はないけど、いよいよ時季がいいのか、小ぶりでもエキスを潤とたっぷり内包した牡蠣の身はいける
![](https://ishouari.com/070122/eifukurai01-thumb.jpg)
。そうだそうだ、この季節が終息してしまう前にもっと堪能しなくちゃだ。
「永福来eifukurai」 中央区八丁堀3-11-12 03-3552-3641
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。