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なかなかお邪魔できずにいた焼肉の有名店のひとつ月島「凛」に初見参です。
予約の連絡を入れると、6時か6時半もしくは2回転目の8時過ぎだとスタート時刻を制限されました。
電話口のはっきりしたもの言いは、噂の女性主人かと想像されます。
頭数が揃わないと入れてくれない、ということで早めに集合し、「粗相のなきよう」ブリーフィングを行った上で(笑)、ドアを開きます。
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それでも予約状況とテーブルが混乱しているのか、なかなか注文をとりにきてくれず、声をかけても「まだでしたね~」の繰り返し。
あれれ。お肉の発注は入店から15分後となりました。
注文は、え~っとぉ、と云っているうちに、女将さんの方から主導的警告的示唆的な采配によって、息つく暇もなく決まってゆきます(笑)。
ビールを呑み乍ら、まず「鴨つくね塩焼」。
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「裏表こまめにひっくり返して焦げないようにね」のお達しを守っていると、頃合を見た女将がしその葉(エゴマ?)を手際よく巻いて、カボスを載せてくれます。
続いて「上タン塩焼」。うわー、見て見てこの肉の厚み。
![rin03.jpg](https://ishouari.com/060728/rin03.jpg)
ぷくっと膨らんだらひっくり返せとの仰せだぞ。
こんな厚さのタンてそうそう見ないよね~、
とか云いながらレモン汁に浸して口に運ぶ。
ぬごもごはぐはぐ…。
噛み切れず、正直いって苦しい。
嚥下するのにひと苦労。なにか上手な食べ方があるのだろうか。
適度の厚さのものをささっと炙っていただくほうが美味しいのでないかなぁ、と皆の共通意見。
でもね。
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王道を実感させる「上ハラミ焼」、蕩ける「とんとろ」、
長さも圧倒の「巻ロース」、コキュッという歯触りの「ハツ」と、
同様の厚みで圧倒するのが「凛」の魅力であるのもまた確か。
とろんとして滋味あふるる「コブチャン焼」(シマ腸)もウマイ。
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これまた肉厚な「牛レバ刺し」を挟んで、〆の「冷麺」に。
はぁ~、満腹至極。やっちゃったー、もう許してって感じ。
それでも、テーブルの横を通り過ぎた特別メニューのサーロインの肉塊に目を奪われる一同でありました。
雰囲気は判ったので、次回からはもちっと肩の力を抜いて挑めるぞっと。
「凛」
中央区月島1-27-1
[Map] 03-3531-2985
column/01921
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。