店名の入った入口脇のプレートには、「洋食」の文字とともに「醸造酒」の文字。単なる洋食屋に留まらず、お酒を美味しくいただく環境にも自信がありそうに映ります。店内は、右手にL字のカウンターがレイアウトされ、席数12脚。奥から、と案内されます。メニュー筆頭の「ハヤシライス」をお願いしました。カウンター卓上の各席の前には、天板が刳り抜かれてワインクーラーが空のまま収まっています。客人各人にこんな準備がなされたお店は他に知らないね。ガラスケースから取り分けて盛り付けられた「タップリサラダ」は、レタス、胡瓜、インゲン、ブロッコリーなどの野菜からポテトにコールスロー、そして浅葱ののった小ぶりな冷奴、茹で玉子などなどの、確かにたっぷりとした量感のもの。不思議と飽きずに食べ切れる。どうしても不足する野菜が充分補えた気分になるね。続いて「ハヤシライス」column/01640