![tonki.jpg](https://ishouari.com/051003/tonki.jpg)
コンワビルの地階に降りるのは初めてだ。ビルの造りそのものが古めかしく煤けた印象も今や止む無しだね。そのB1フロアの一角、「とんき」(「き」は「七」をみっつ使う文字、漢字コード外)にお邪魔してみました。薄ら暗い店内のカウンター左隅へ。丁度、調理の手元が覗ける。普通に「かつ丼」にしようかとも思うも、テーブル席のオヤジたちが揃ってメンチなのをチラ見して、吊られるように「メンチかつ定食」をお願いしました。パン粉のギザギザの少ない、ツルンカリリンとした衣
![](https://ishouari.com/051003/tonki01-thumb.jpg)
。火傷をしないように慎重に厚み充分のかつを齧ると、はらはらと肉の旨味が広がる。全体にぱさついた印象も残るが、ま、いいんじゃないかな。恐らく目黒のそれとは無関係だろうと思われるけど、正味なところはどうなのでしょう。
「築地 とんき」 中央区築地1-12-22コンワビルB1 03-3542-0160
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。