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コロールの中心街からAirport方向に外れた通り沿いにある、人気の居酒屋「どらごん亭」
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へ。通してあったはずの予約の形跡がないものの、早めの時間が奏功して席を確保する。まずは、素直にバドでオツカレサマの乾杯。コリコリとした食感も楽しめる「シャコ貝の酒蒸し」
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、まるで鶏の唐揚げのような「ナポレオンフィッシュの唐揚げ」
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、塩加減よろしく、意外に上品で貝の旨味のしっかりでたお椀
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なんかをいただく。ビールは早々に、パラオ産だというティティムルとい果実の泡盛漬け
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を舐めながら、「ブルーコーナーの流れ」を。柔らかいのにサックとする不思議な衣に包まれた春巻きのような一品
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だ。中には4層ほほどのクリーミーなパテが巻かれている。どのあたりが”ブルーコーナーの流れ”なのかまったくもって分からないのが反って楽しく思えてくる。
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圧巻だったのが「マングローブガニ ゆでてポン酢で」。カニの身そのもののストレートな旨味を、「どらごん亭」特製と思しきポン酢の絶妙な酸味辛味が増幅させるようで、顔を見合わせて、うう、うまい!と唸ってしまったぞ。どうせ大味に決まっている、なんて考えがちなところへ襲う美味しさが、嬉しいサプライズをもたらしてくれました。ジジイ(この表現がどんぴしゃ)に連れられてきた如何にもクラブのねーちゃん風が背後の席からこちらへ発した「いや~ん、カニ、食べてる~ぅ」が、さらに擽るんだ(笑)。ご主人の入慶田元さんが与那国の生まれだそうで、沖縄料理のエッセンスが随所にみられます。
「どらごん亭」 P.O.BOX Koror,Palau,96940 680-488-2271
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。