渡辺樹庵がプロデュースしたという新店で、「渡なべ」からもほど近い、早稲田通り沿いの「六坊」まで足を運んでみました。
コンクリート打ちっぱなしテイストで全面を覆い、ほの青いバックライトのサインにもラーメン屋らしさは感じられず、思わず通り過ぎてしまいました。
19時を回った時間帯にもかからず、先客はなし。
むむむ、と思いながら、券売機で「チャーシューメン」を。
ガランとした店内に店員ひとりが応対しています。
届いた小ぶりのどんぶりからスープをひと啜り。
とろりとした粘度のあるスープにすぐさま浮かんだのが「ほとんど、まっち棒じゃん!」。
「まっち棒」ほどエキセントリックなインテリアではないものの、和歌山ラーメンをも髣髴とさせる濃厚系のスープとらしくない内外装。”プロデュースしました感”を打ち出さんとするあまり、本質的な、旨いかどうか、がどこかに押しやられてしまった印象だ。
夏バテしているつもりはないのに、ちょっと残してしまいました。
はて、どのあたりが”TOKYO NOODLE”なんだろう。
店を後にし、ふと振り返って気が付いた。ここって、「黒蘭」があったところと違う?。
「六坊」 新宿区西早稲田2-18-21 03-3209-5613
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