ビストロ風フランス料理とワイン「Bistrot Poupille」

poupille.jpgスカイライズタワーにある小さなビストロ「プピーユ」にお邪魔してみました。全席12席。このぐらいがちょうどいいハコなのかもしれませんね。まずは「こぶし花ビール」の「グラン・クリュ」と「ピルスナー」を試してみる。羽生市の「キヤッセ羽生」という公園内の醸造所で作られている麦芽100%の地ビールだそうで、濃い味ながらすっきりとフルーティな前者とホップの苦味と香りがほどよい後者とそれぞれになかなかイケル。「シェフズディナー」の口開きは、墨烏賊を使ったアミューズ。続く前菜は、「沖縄フルーツトマトとパルマ産ガローニの生ハム、菜の花のサラダ仕立て」。フルーツトマトの心地いい甘さを菜の花のほろ苦さが際立たせる取り合わせで、悪くない。ここで、店名ワイン「プピーユ」のセカンドラベル、「シャトー・プピーユ 2001」を抜いてもらいます。ミディアムボディに適度な渋みが利いている、お手頃でおいしいワインだ。メインのお魚篇は、「三陸ホタテ貝柱のソテーと森田ファームのホウレン草のパイ仕立て」。周囲をカリカリッと焼き目をつけて中はしっとりというホタテは、素直に旨い。パイとホタテとの連携がうまく図れればもっと良かったかもね。そしてお肉篇として、「仔羊背肉のローストと北あかりのソテーと」のお皿が届く。厭味のない野性味が柔らかい骨付き肉から噛むほどに溢れてきて、それに負けないバランスのソースが味の膨らみを添えてくる。うんうん。正方形に切り出されたプリンのデザートは、甘さ控えめなところにカラメルの仄かな苦味が寄り添うもの。所沢の食の土壌では、連日予約で賑わうという状況はそうそう想定し難いかもしれないけれど、希少なフレンチのお店として頑張ってほしい、そんな一軒です。 「Bistrot Poupille」 所沢市御幸町1-16スカイライズタワー205 04-2924-2356 http://www.poupille.jp/
column/01778

手打うどん「涼太郎」所沢店で 特製かまだし4L肉汁武蔵野うどん

ryotaro.jpg東村山の有名店「きくや」直営の武蔵野うどん店が所沢にもあると、実家に立ち寄るついでに寄ってみました。 東口から直進した先の三叉路の手前を左に折れた辺り。 表通りからは引っ込んだ住宅地の一軒は、知らずには通り過ぎてしまいそうな何気なさです。 暖簾には「涼太郎」と白抜き文字。 「きくや」直営、所沢店と左右に小さく記されています。
正午過ぎの店内は、いい具合に先客で賑わっていました。 カウンターの一番奥へ。 壁のお品書きには、「特製かまだしうどん」とあって、Lから6Lまでの値段が示されている。 “L”ってなあに?と思いつつオバチャンに訊ねると、男性陣は大体3Lか4Lあたりがちょうどいいボリューム、とのこと。 然らばと、4Lを「肉汁」、「のり」増しでお願いしました。 肉汁なくして、武蔵野うどんは語れないものね。 「おまちどうさまぁ」。 嬉しいてんこ盛りの薬味を豚バラ肉の浮かんだつけ汁に投入して、刻み海苔ごとワシとうどんを引っ掴んで啜り込みます。ryotaro01.jpg武蔵野系の中にあっては、粉の味わいが大人しい変わりに、シコッとした歯応えが返ってくるタイプのうどんだ。 讃岐うどんなどとはまったくもってベツモノと考えているので、べろ~んとしながらも漂白の少ない粉が香るような、もっと野卑なヤツの方が好みだな。 豚バラからもだらしない感じに脂が出ちゃっててもいいもんね。 東村山のお店にも、機会があれば行きたいな。 「涼太郎」 所沢市くすのき台3-14-4 [Map] 04-2993-8877
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台湾屋台・魯肉飯「ヒゲ鬚張魯肉飯」渋谷店

higecho.jpgダイビング用のインナーを買いに行ったついでに、「ヒゲ鬚張魯肉飯」に寄り道してみました。マークシティ脇の急坂の先を246に向かって左に折れたところにあります。大きな黄色い看板が目印だ。簡素な造りの店内の、左手カウンターへ。ひとまず、「るうろう飯」をと、「ひげちょう野菜セット」を青菜でお願いしました。割りとかわいいサイズの小どんぶりのご飯に控えめな量のひき肉あんが載せられてきたのが「るうろう飯」だね。豚ほほ肉を使っているという挽肉はとろんと煮込まれていて、甘からず辛からずの独特のタレと一体になっている。素朴なる一杯だ。オイスターソースで軽く炒められた「青菜」も悪くないけど、「もやし」とか、肉に肉を合わせることになっちゃうけど、「バラ肉」か「モモ肉」あたりを添えないとなんだか物足りない感じではあるなぁ。と、改めてメニューを眺めると、「ひげちょう丼」ってのがあるじゃん。るうろう飯・野菜・煮込み肉・煮玉子とオールトッピングのよくばり丼と謳われている。そっちが良かったな。ほぼ同時に店内に入ってきて、店のスタッフと親しげに話し込む人物がいるので見ると、なんとネタ元の「やまけん」氏であった。スタッフも「最近、ニンニク替えたんですよ~」などと応じていて、いい兄貴ってな感じで、ご活躍のようです。 「ヒゲ鬚張魯肉飯」渋谷店 渋谷区道玄坂1-17-10第2宝ビル1F 03-5428-0686 http://www.higecho.com/
column/01776

そば処「出羽香庵」

dewakoan.jpg虎ノ門へ出たついでに、山形県観光物産センター”やまがたプラザゆとり都”内にある山形そばのアンテナショップ「出羽香庵」に寄ってみました。如何にも物産センターらしい雰囲気のフロア奥に瑠璃紺の暖簾が掲げられています。まだ早い時間帯ながら、サラリーマンやご隠居さん風のご老人などでそこそこに混み具合。盛りの程度が分からないまま、「大板そば」と「かき揚げ」のボタンをポチとする。200×400ほどはありそうなサイズの”板”にのって、そばが届きました。大盛りの分だけ中央に盛り上がっているようで、なかなかの量感だ。とりあえず、その盛り上がったところから蕎麦を少し摘んで啜ってみると、むちゅっとした力強い食感と微かな甘みが伝わります。例によって薬味のさらし葱だけお猪口に入れて、ズルズルと。透明感のある蕎麦の中に、田舎そばのそれとはまた違う独特の歯応えと、太切りが故のボソボソ感が同居している。実は後半になると飽きがきてしまって、蕎麦に直接七味を振る作戦に至ってしまった。もうひと回り細切りにしたものが食べてみたいけど、そうすると「出羽香庵」の板そばらしさが失われてしまうのかな。蕎麦って、ガッツリの満腹まで食べちゃうと妙に遣る瀬無い膨満感に包まれることがある、よね。普通盛りが正解だったようです。 「出羽香庵」 千代田区霞ヶ関3丁目8-1虎ノ門三井ビル1F 03-3504-8715
column/01775

めん屋「八蔵」

hachizo.jpg世田谷通りの松蔭神社入口信号近くにある「八蔵」へ。”魚だし”のフラッグを始め、店の至るところに手造り感が漲っていて、それが温かみに昇華している感じだ。「坦々麺」にぐぐっと惹かれるのを堪えるように、「らぁ麺」を中盛りでお願いしました。魚だしを楽しもうと思うと、辛味が邪魔かもしれなくて。最後に魚粉を振ったりして、これでもかぁと魚の香り満載にしてしまうお店もある中、ナチュラルな仕立てで脂も強過ぎず、これはこれで悪くないね。壁のパネルには、鰹・鯖の節類に真鰯・鯵の煮干の魚出汁に豚のゲンコツと鶏のうまみから抽出、とある。麺は、手打ち風の平打ちちぢれ麺。ピロピロとスープを纏う麺だ。レンコンを練り込んでいるという「つけ麺」も気がかりだぞ。店をあとにした足取りに、「な~んか、聞き覚えのある店名なんだよなぁ」と思って調べてみた。あ。以前お邪魔したことのある幡ヶ谷のお店の移転先だったのですね。 「八蔵」 世田谷区若林3-16-1フジビル1F 03-3418-2145
column/01774