ねぎ焼き・お好み焼き「福太郎」

fukutaro.jpg大阪に入って、さてどうしようかと思案して思いついたのが、久々大阪での粉もん屋さん。なんば駅から南海通りのアーケードを抜けた、千日前の有名店「福太郎」に突撃です。典型的なコの字カウンターが待ち受けていて、その正面が焼き物のメインステージ。ひとまずビールと「ずりの刺身」をいただいて、鉄板上で繰り出す所作を眺めながらぐびぐび。何枚ものお好み焼きを並べて、忙しなく動き回る手早さは、はっきり云って大胆かつ大雑把。わっさー、じゅっじゅっ、どりゃ、ほれっ、って感じ(笑)。大判な塵取りのような”シタジキ”に載せられて、出来上がったお好み焼きが運ばれていくのです。仕上げに檸檬1/4個をぎゅっと絞って、お願いししていた「すじねぎ焼き」が届きました。お好み焼きと違って、「ねぎ焼き」は基本醤油味。なかなか好みの味に仕上がっていそうなのが、ヘラで切り掬った姿から容易に伝わってきます。はぐはぐ。ねぎの甘さとスジの甘さが素朴に楽しめる一枚。上下の香ばしさがさらに食欲をそそります。お代わりしたビールを呑みながら、もしも叶うなら、蓮沼「福竹」のお好み焼きをここで食べ比べて、なにわな人たちがどんな反応を示すかみてみたい、なんて想ったりする。そして、「福竹」で瞠目した繊細で軽妙で完成度の高さを思わすお好みとはそもそも立ち位置が違うので比較しちゃいけないのかもね、と思い直す。さてさて、混んできたようなので席を譲りましょう。 「福太郎」 大阪市中央区千日前2-3-17 06-6634-2951 http://2951.jp/ 口related column:>お好み焼き「福竹」(過去記事)
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