蒲焼「小柳」で 極薄い外周とふんわり身が解ける鰻重の旨さ

koyanagi.jpg土用の丑の日に遅れること二日。 この夏も平賀源内発案のキャッチコピーに由来する風習におよそ則って、鰻をいただくことにする。駒形寄りの「色川」の煙をかわし、「初小川」の暖簾を横目に浅草公会堂の近くまで。 「小柳」さんは、こちらもまた鰻屋らしい風情を漂わせた面構えをしていました。
引き戸の中には数人の空席待ちらしき人影があって、待つことになるのかなぁと構えつつ暖簾を潜ると、入れ替わるようにすんなりと奥のテーブルの一角に収まることができました。 酷暑の中歩いてきて、滲む汗に思わず「水茄子にビール!」と云ってしまいそうになるのをグッと堪え、「鰻重(松)」と「きも吸い」をと、お姐さんに。koyanagi02.jpgお重の蓋には、枝垂れ柳に魚篭の浮かぶ小川が描かれていて、なんだか涼しげだ。 パカリとその蓋を開くと、一瞬立ち昇る湯気と香り。koyanagi05.jpgあはあは。うまそうだ。 ぬらっと誘うその身に切るようにやおら箸をいれ、下のご飯ごとすっと掬い、 多少慌て気味に(笑)口へ運ぶ。 極薄い外周にカリッと香ばしきクリスピーなところがあって、 すぐさまふんわりと柔らかい身が解けて渾然となる。 koyanagi03.jpgkoyanagi04.jpg どちらかというとキッと辛めでモタつくところのないタレもいい。 koyanagi06.jpg 「きも吸い」を挟みつつ、勿体なくもあっという間に完食。 そして、満足。 途中で使おうと思っていた山椒も、一切臭みもないのに振るのって反って野暮なことじゃん?つーかそもそもいらない?と思えてきて結局使わず仕舞い。 これからは、無闇に山椒振ったりしないよう気をつけよう。koyanagi01.jpg


「小柳」  台東区浅草1-29-11 [Map] 03-3843-2861
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