割烹「むとう」

muto.jpg数寄屋通り、「寿司幸」斜向かい。ビルの谷間に和の料理屋さんの風情を滲ませているのが「むとう」です。暖簾脇の額に掲げられたお品書きには、月曜日の煮物から、天ぷら、牛肉たたき、味三菜、煮魚・焼魚、そして土曜日の“お楽しみ”までと日替わり定食のパターンが記されています。「きんめ鯛の煮魚」に目星をつけながら、客の引いた白木のカウンター隅へと進みました。表情を拝むだけで気持ちが和んでしまいそうな柔らかな笑顔で「日替わりは銀だらの煮魚になりますが…」と云われて、ってことはときんめのお仕舞いを確認して止む無く、「鯛茶漬け定食」をいただくことにしました。擂った胡麻と刻み海苔を頂く鯛の切り身がシンプルな小皿に収まってやってきます。ひとまず山葵をちょっと載せてそのままご飯と一緒に口へ。醤油タレに気の利いた風味を感じさせて当たり前のようにご飯に合う。合うけど、他のお店の鯛茶の味が同時にフラッシュバックしたりもする。胡麻はペーストを使うタイプの方が好きだなぁ、とね。そしてお茶をかけ廻してズズズとする。お茶に伸ばされたタレ味がそそるけど、鯛の身の存在がそれとは関係ないかのようにも思う。ズズズ。うん(両手膝打)、お茶漬けはそれなりの流れの食事の、最後にちょっといただく感じがやっぱり本来の守備位置なのに違いない(当たり前じゃん)。デザートがありますと云われ待っていると、やってきたのは極普通の蜜柑。渋いでしょ。 「むとう」 中央区銀座6-4-16 03-3571-0723
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