饂飩はズルっといこう / 郷愁の武蔵野うどん / 所沢じもちぃ西武線 手打ちうどん「たつみや」で 量感地粉武蔵野うどんはじッ娘旨し '12/05/06(日) まさぴ。 コメントする 薄曇りの空模様の中、 所沢の旧町、金山町の五叉路から所沢青梅線を三ヶ島方面へ。 西武線を潜って大六天の信号もそのまま通り過ぎ、 小手指小学校のちょっと先。 辿り着いたのは、武蔵野うどんのお店「たつみや」。 藍色の暖簾で迎えてくれます。 暖簾の下で構える看板には、こうある。「地粉使用手打ちうどん、やや色黒くコシのある太麺です、たつみや」。 やや色黒く…、とわざわざ示しているのは、 武蔵野うどんを知らずに訪れたお客さんに妙な漂白なんかしていない地粉色に驚かれたことでもあるのかな。 左手の小上がりを横目に真ん中のテーブルの隅に着くのが指定席。 念のため「おもてなしメニュー」をじっと眺めるけれど、ご注文は決まってる。 「大皿もり」でつけ汁を「肉汁」にしてもらい、「なす天」を追加します。 お時間いただきますね、に頷いて、 小上がり家族のお食事風景を眺めたり、棚にある「美味しんぼ」のページを捲ったり。早く食べたい気持ちをぐっと堪えて(笑)、ゆっくり待つのです。 厨房寄りの壁に額装の写真を見つけて近づくと、 どうやら創業の頃の貴重なモノクローム。市の水道局が、道路脇を工事した際のスナップらしい。 そこには、こう書き記されている。 「昭和三十年頃、店主の母(先代)は、およそ百余年前の伝技を習得して、 此の地に開業する、半世紀を過ぎて今尚この味は健在である」。 お待たせしました〜とお膳がやってきた。たっぷり500gの手打ちうどんに豚肉を浮かべた濃いめのつゆ。 小皿には、”糧”を思わせる菠薐草と刻み葱。 早速割り箸を割り、箸の先を太麺の間に突っ込んで、 そのままツユにどっぷりと漬け、待ってましたとばかりに啜ります。口の周りにツユが飛ぶのも構わず、もうひと啜り。 ずずず、うんうん。 ズズ、うんうん。 箸の先に伝わる量感を裏切らない啜り応え、噛み応え。 そして地粉の旨味風味に豚の脂の甘みが重なって、うまい。 「たつみや」名物と謳うは、”はじッ娘”。手打ちうどんならではの切れ端がまた、もちムニっと美味いのだ。 壁の貼り紙にば、「”はじッ娘”がはいっていたらHappyなことが!?」とも書いてある(笑)。 ニヤリとしては、またムニっと、ね。 創業60年とならんとする武蔵野うどんの店「たつみや」。おそらく使う地粉の銘柄や質は変遷してきているだろうけど、こうして昔ながらと思う仕立てを当たり前のようにしてくれていることがただ有り難い。 そう思いつつ、店の佇まいを振り返ります。 あ、そうそう、生うどんを買って帰らなければ。 「たつみや」 所沢市小手指南2-21-9 [Map] 04-2948-2295 column/03263 +1 関連記事うどん専科「かしま」で 県産粉うどんむさし野の味色白細っそり手打うどん「本橋」で 叔母さん家の肉汁うどんにひらひらうどん