喫茶店のランチといえばやっぱり、ナポリタンならぬ「イタリアン」。 男性率95%の店内で、いざいざご注文です。 やや遠く、厨房の方から聞こえてくる炒め音。 じゅーというその音が何故だかだんだん近づいてきました。
お待ちどーさまー、とお姐さんがテーブルへと差し出したのは、 板に載った楕円の鉄板。そう、こちらの「イタリアン」は、所謂名古屋式なのであります。
赤いウインナーも愛らしい。周囲の玉子も半熟な表情が窺えて、これまたいい感じ。
玉子との境目辺りにフォークの先を入れて、ひっくり返す。ああ、鉄板による焦げがあったりなんかして。
麺の太さもノーモアアルデンテの食感も悪くない。ナポちんはもう試したかな。 そして、鉄板焼き&玉子使いのスタイルはどこから始まったことなのでしょう。
名古屋式ナポリタンがいただける、伏見地下街のコーヒーショップ「びーんず」錦店。写真入りお品書きには、あんかけの「モンテスパ」「モンテバーグ」なんてメニューがあって、その”モンテ”がなんだか気に掛かる。 訊けば、いまはもうない「モンテ」という名の喫茶店のメニューを引き継いだものらしい。 「イタリアン」もそんな経緯に影響を受けているのかもしれないね。
「びーんず」錦店 名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街 [Map] 052-211-3335
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