COFFEE「びーんず」で 鉄板と玉子とウインナ名古屋式ナポリタン

beans.jpg名古屋駅から地下鉄東山線でひとつめの伏見駅。 ホームに降りて栄の方向へと進んで改札を抜けると、 そのまま真っ直ぐの地下商店街に立ち入ってる。 通路の片側に並んでいるのは、チケットショップにヒーリングサロン、画廊に宝石店、幾つかの飲食店。 開業1957年という伏見地下街は、その当時の匂いをいまだ色濃く残しています。
そんな伏見地下街の栄寄りに認めたお食事処が、 コーヒーショップ「びーんず」。beans01.jpgネオンサインの感じからは、「び〜んず」と表記するのが雰囲気かもしれません。

喫茶店のランチといえばやっぱり、ナポリタンならぬ「イタリアン」。 男性率95%の店内で、いざいざご注文です。 やや遠く、厨房の方から聞こえてくる炒め音。 じゅーというその音が何故だかだんだん近づいてきました。

お待ちどーさまー、とお姐さんがテーブルへと差し出したのは、 板に載った楕円の鉄板。beans02.jpgそう、こちらの「イタリアン」は、所謂名古屋式なのであります。

赤いウインナーも愛らしい。beans03.jpg周囲の玉子も半熟な表情が窺えて、これまたいい感じ。

玉子との境目辺りにフォークの先を入れて、ひっくり返す。beans04.jpgああ、鉄板による焦げがあったりなんかして。

麺の太さもノーモアアルデンテの食感も悪くない。beans05.jpgナポちんはもう試したかな。 そして、鉄板焼き&玉子使いのスタイルはどこから始まったことなのでしょう。

名古屋式ナポリタンがいただける、伏見地下街のコーヒーショップ「びーんず」錦店。beans06.jpg写真入りお品書きには、あんかけの「モンテスパ」「モンテバーグ」なんてメニューがあって、その”モンテ”がなんだか気に掛かる。 訊けば、いまはもうない「モンテ」という名の喫茶店のメニューを引き継いだものらしい。 「イタリアン」もそんな経緯に影響を受けているのかもしれないね。


「びーんず」錦店 名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街 [Map] 052-211-3335
column/03218