
Max Weber Platz駅からふた駅地下鉄を乗って、Odeons platzで下車。
きりきりっと冷えるけど、風がないのは意外と凌げるものだなぁと思いつつ、通りを散策。
将軍堂の階段を上り、レジデンツの辺りをウロウロ。
方向間違ったりしながら(笑)、マリエン広場の方向へ向かいます。

ああ、これがあの有名な仕掛け時計Glockenspielだね。
広場のマーケットが閉まっているのが残念も、なんだかミュンヘンのおへそにいる感じが悪くない。
斜向かいのペーター教会の塔の狭い階段294段をえっちらおっちら登って、その仕掛け時計のある新市庁舎を見下ろしたり、そこから広がるミュンヘンの街並みを臨みます。

新市庁舎は、ネオ・ゴシック様式による建築物、ということになるらしい。
そこよりももっと高い塔がある、ってことでフラウエン教会へ。

ふたつ並ぶネギ坊主頭の塔(ひとつは改修中みたい)にも登ろうとしたら、冬の時期はクローズとのこと。
そして、その塔を望む場所にあるのが、「Nürnberger Bratwurst Glöckl am Dom」です。
窓枠にピンクをあしらったファサードは、なかなかに可愛らしい。


店先のテーブルは雪に凍て付いて座るひともないけれど、店内は大盛況。
壁も天井も艶消した黒の板張りで、
よくみると柱の上部にはビアジョッキが並べ飾られています。
隅っこ寄りのテーブルに席を得て、まずはやっぱりビール。

グラスにHacker-Pschorr Weisseとあるのは、
ハッカー・プショール社の白ビールってことかな。
うんうん、華やかなコクとでも申しましょうか。
ああ、ここに白ソーセージが欲しいものの、
もう夕方近くゆえ当然のことながら、給仕の姐さんは、Nein!と仰る。

それではということで、こちらのスペシャリテ、Rostbratwurst(焼きソーセージ)を。
千切りザワークラウトを真ん中にたっぷり盛った熱々お皿の周辺を囲うようにしっかり焦げたソーセージが載っている。

やや細めのソーセージを、火傷しないようにちょっと気をつけつつ、齧る。
うんうん、全体像として香ばしく、ハーブの薫りが追い駆ける。
ニュルンベルグの名物をここでも、ってことなんだね。
これをつけるのかな?っと壷に入ったマスタードをのっけて、ふたたび齧ると、
あれあれ?なんだか甘い。


あ、この甘いタイプのマスタードは、白ソーセージ用なのかな。
なんだか、スープも食べたいなぁとお願いしたのが、
Augustinerのデュンケルビールを使ったポタージュ。

黒パンのクルトンと一緒にスープを舐めると、
なるほど黒褐色ビールの風味がして面白い。
ニュルンベルグ風焼きソーセージの店、「Nürnberger Bratwurst Glöckl am Dom」。



ドアにある鐘の意匠は、メニューにもあるイラストを見るにどうやら、
店先から見上げるフラウエン教会の鐘を示しているようです。
「Nürnberger Bratwurst Glöckl am Dom」
Frauenplatz 9 80331 München[Map] (+49) (0)89-291945-0
http://www.bratwurst-gloeckl.de
column/03073