窓枠にピンクをあしらったファサードは、なかなかに可愛らしい。店先のテーブルは雪に凍て付いて座るひともないけれど、店内は大盛況。 壁も天井も艶消した黒の板張りで、 よくみると柱の上部にはビアジョッキが並べ飾られています。 隅っこ寄りのテーブルに席を得て、まずはやっぱりビール。グラスにHacker-Pschorr Weisseとあるのは、 ハッカー・プショール社の白ビールってことかな。 うんうん、華やかなコクとでも申しましょうか。 ああ、ここに白ソーセージが欲しいものの、 もう夕方近くゆえ当然のことながら、給仕の姐さんは、Nein!と仰る。 それではということで、こちらのスペシャリテ、Rostbratwurst(焼きソーセージ)を。 千切りザワークラウトを真ん中にたっぷり盛った熱々お皿の周辺を囲うようにしっかり焦げたソーセージが載っている。やや細めのソーセージを、火傷しないようにちょっと気をつけつつ、齧る。 うんうん、全体像として香ばしく、ハーブの薫りが追い駆ける。 ニュルンベルグの名物をここでも、ってことなんだね。 これをつけるのかな?っと壷に入ったマスタードをのっけて、ふたたび齧ると、 あれあれ?なんだか甘い。 あ、この甘いタイプのマスタードは、白ソーセージ用なのかな。 なんだか、スープも食べたいなぁとお願いしたのが、 Augustinerのデュンケルビールを使ったポタージュ。黒パンのクルトンと一緒にスープを舐めると、 なるほど黒褐色ビールの風味がして面白い。
ニュルンベルグ風焼きソーセージの店、「Nürnberger Bratwurst Glöckl am Dom」。 ドアにある鐘の意匠は、メニューにもあるイラストを見るにどうやら、 店先から見上げるフラウエン教会の鐘を示しているようです。
「Nürnberger Bratwurst Glöckl am Dom」 Frauenplatz 9 80331 München[Map] (+49) (0)89-291945-0 http://www.bratwurst-gloeckl.de
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