平日の昼時にまたまた品川にいる機会があったので、今度はフライをいただこうとアトレ4階を訪ねる。 ひとり客となれば、案内されるのは左手のカウンター。 目の前には、ステンレスのトレーが幾つも並んでいて、AKKESHIとかKUJUKUSHIMAとかKAKIEMONとかAKOHといった産地ブランドのメモが貼ってある。なるほど、生牡蠣の盛り合わせを注文するとここで殻を開けてくれるンだね。 受け取った丸いプレートには、牡蠣フライが定番の5つの「牡蠣フライ御膳」。 重なることなく、ほぼ均等の間隔で並んでいます。 小振りながらコロンと肉厚の牡蠣は確か、ドンブリに同じく広島産。 粗めのパン粉で包んだフライをそっと齧れば、如何にもフレッシュな印象の牡蠣エキスがじゅんと滲む。小振りゆえ、しっかり堪能する感じにはならないけれど、澄んだ旨みがちゃんと伝わる牡蠣フライだ。 何気なくみた幕板の貼紙には、「オイスターシチュー」「オイスターパンロースト」なんて文字がある。 夜メニューを届けてもらって眺めれば、「フライドオイスターNYスタイル」なんてのもあって、どこがどうNYスタイルなのか気になるし、グラタン的「オイスターロックフェラー」も勿論外せない。 「オイスターキルパトリック」なんて初めて目にしたフレーズだ。
ここ品川店が、「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」の世界2号店で、丸の内が3号店。Webサイトには、ニューヨーク・マンハッタンの玄関口”グランド・セントラル・ステーション”の駅構内に1913年に創業、とある。 なるほど、世界の要衝マンハッタンのターミナルの名をそのまま冠していると知るだけで、その歴史と知名度が窺えようものですね。
「GRAND CENTRAL OYSTER BAR & RESTAURNAST」品川店 港区港南2-18-1 アトレ品川4F[Map] 03-6717-0932 http://www.oysterbartokyo.com/
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