昔ここには、暖簾がシブい中華料理屋があったンじゃなかったかなぁ。
いや、もう一本手前の角だったかなぁ。
そんなことを思いながらも、その記憶は曖昧なまま。
記憶の断片を辿れないものかと、壁に掲げられたMENUを眺めていたら、すいんとドアが開いて、「はい、いらっしゃい!」とおばちゃんに声を掛けられちゃった。
その威勢の良さと、シャキシャキとした調子に乗せられ、そのままこじんまりした店内のテーブルへ。
ボイルした鶏をもうそのまんま、やや酸っぱ辛いタレで、胡瓜の千切りと一緒に食べちゃってよ、
というモノ。
胡麻ペーストでやっつける棒々鶏もいいけど、こうしてみると酸っぱ辛いタレでいくのがホントのようにも思えてくる。
鶏そのものがそこそこに脂を含みんでパサつかず、ウヘヘと旨味を伝えてる。
こんなお昼ご飯も、あると思います(笑)。
数日あとのお昼にいただいたのも、素朴な一品「キノコ炒め」。
それなりの量感を主張するエリンギをメインに、しいたけ、しめじあたりと豚、青梗菜をチャーっと炒めたモノ。
なんてことのない炒め物なのだけど、やっぱりこふいふお昼ご飯もありだと思うのね。
鍛冶橋通りが首都高を渡る、その橋の脇にある赤い看板が「中華シブヤ」の目印。
硝子越しに店内を覗けばきっと、屈託のない笑顔でオバチャンが迎えにでてくれると思います(笑)。
口関連記事:中華料理「宝来軒」で 昔ながらの中華料理店広東麺に炒飯に(03年05月)
「中華シブヤ」 中央区八丁堀3丁目2-4 [Map] 03-3551-9021
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