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とんかつ「豚児」で お重に届くかきフライ丼かき玉子丼お汁がいい
知るひとぞ知る感じが怪しい東銀座のとんかつ「豚児」。
例によって、テーブルとテーブルの真ん中に丸いストーブが部屋を暖めています。
先日の「上とんかつライス」や「定食」に引き続いての、
「豚児」第二章。
今回は、牡蠣を使ったメニューに触手を伸ばします。
「カキタベ!」同志が既に通った道かと思っていたら、
どうやらこちらの牡蠣には未踏の様子。
遅ればせながら、紐解いてみましょう。
お品書きをちらっと見て、まずは「かきフライ丼」。
カキフライが刻んだキャベツかなんかと一緒に載せたドンブリかなぁと思いながら到着を待つ。
すると、やってきたのは所謂ドンブリではなく、黒塗りのお重。
「豚児」のドンブリは、お重に入れるスタイルのようです。
パカリと蓋を開けると、なるほどの玉子綴じ。
カツ丼のカキフライ版ということなのですね。
衣に沁みた出汁味と牡蠣の身が滲ませるお汁が、いい。うんうん、こふいうのもありだなぁ。
決して強い味付けにしないトコロが、オヤジさんのちょっとしたコダワリだったりして。
そしてもう一品と、「かき玉子丼」。
実は、とある金曜日に注文んだら、「あ、もう全部に衣つけちゃったんだ」ということがあって、再訪してのオーダーです。
こちらはまさに、牡蠣の玉子綴じ。ふるふるとした牡蠣の身がフライの時と同じ、
ゆるゆると沁みる割り下の玉子でとじてある。
ハフハフしながら、ガシガシ喰っちゃいたい、そんなお重であります。
なんだか怪しいな、と思っていたとんかつ「豚児」は、怪しくない。冬場の「豚児」で、玉子とじ牡蠣ドンブリ。
たまには、いかがでしょう。
ん~、おされOLさんには、ちょいと敷居が高いかなぁ(笑)。
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「豚児」 中央区銀座3-12-14 [Map] 03-3541-7488