たまには本場であんかけスパもいいかなと足を運んだのが、中区の区役所前の通り。
栄ウォ~ク街、というちょっとオチャラケた表記で通りの名を示す街灯を見上げながら進みます。
飲食店が中心の雑居ビルの前に立ち止まって探すと、ありました、目的のスパゲティハウス。
店の名を「そ~れ」。
栄ウォ~ク街のそ~れ。
”~”の連発に、妙な感じもいたします(笑)。
聞き覚えのある「カントリー」「ミラネーゼ」に「ミラカン」。
よく判らない「シェフ」に「バイキング」。
「海老フライスパ」に「カキフライスパ」、「フレッシュフライスパ」なんてのもあるね。
迷った時の心得、店の名を冠したものを喰え、に従って「そ~れ」をお願いします。
「1.5倍にされなくて、普通でよろしいですか?」。
「普通って、少ないの?」
「男性の方は皆さん、1.5倍にされます」。
なんだか1.5倍食べなきゃ男じゃねー!みたいにも聞こえたものの、流れのまま「じゃ、1.5で」と添えました。
「お待たせしました~」とやってきたお皿には、麺がこんもり。
太目の麺に、縦に刻んだソーセージがいくつかと炒り玉子がぽろぽろと。
多いじゃんかぁー、と思いながらフォークの先を動かして、麺を絡め、口へ。
「ヨコイ」で感じた攻めるようなスパイシーさはなくて、比較的穏やかな味付けのあんソースだ。
もうちょっとあれこれ具があるヤツがよかったかもなぁと思いながら、ふた口、み口したところで、早くも強烈な飽きがきた。
まだ、食べ始めたばっかりだというのに、油のしつこさの厭ぁ~な感じがひたひたと迫ってくる。
嗚呼、1倍でよかったかも~と思いながら食べ進む。
なんとか七割方を食べたところで、お皿の底の真ん中で麺がたっぷりの油にひたひた泳いでいるのが見つかった。
嗚呼、なんということでしょう。
油控えめの調理を心掛けている世の奥様方が見たら卒倒しそうな光景です。
しつこさの主因はまさにここにあり。
炒め油の使い過ぎというよりは、油をたっぷり麺にぶっかけちゃってる。そんなイメージがする。
当分、あんかけスパは、遠慮させていただくことになりそうです(泣)。
口関連記事:
スパゲッティ・ハウス「ヨコイ」住吉店で1.2人前ミラカン胡椒ぴりっ(06年10月)
「そ~れ」 名古屋市中区栄4-9-10愛信プラザビル103 052-265-3990
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