日曜夕刻からの「Again」での村田ライブが終わる都度、店の前まで行っては、やっぱりやってない、と確認するのが恒例になっていて、平日夜にやってきてもたまたまお休みだったり、貸し切りだったりで、お邪魔する機会を逸しつづけていた武蔵小山のカリーとチャイのお店「INDIAN CHAIHOUSE」にやっとこ初見参です。
扉を開けると、店奥でテレビを見ていた店主が振り返る。
どこか雑然として見えるのは、そのテレビの周りに積まれたビデオテープや食材の箱たちが与える印象なのでしょう。
メニューを捲りながら、「ラムのカレーって辛口って書いてますけど、スゴイ辛いですか~?」と尋ねると、「いやそうでもないですし、調整もできますし」と店主。
ということで、「カリーセット」をラムでお願いしました。
他には、「シーフード」、日によってはキーマやコフタ(団子)になるという「チキン」、カジキ、タラ、サバ(ん?鯖?)など日替わりの「魚」がラインナップしています。
「自家製焼きチーズ」をお供にビールの小瓶いただいて、
ぼんやりと厨房の様子とテレビの画面を交互に眺めます。
丸いステンレスのトレーがやってきました。
レモン色したターメリックライスにゴロゴロンとした角切り的ラム肉を浮かべたカリー。
特にご説明もないので、スープカレーの要領で、啜り食べます。
ムホホ。
さらーとしたカリーにラムのちょっぴり獣な風味が予想通りよく合って、いい。
辛さは柔らかく、「あんまり辛いのは…」と云ったのできっと、加減してくれたのかもしれませんね。
脂も軽い中に、ひたひたと旨味がにじり寄る感じの素朴な食べ口が印象的です。
ジャスミンライス(香り米)を使っているというご飯は、「レモンライス」にもできるんだって。
ヨーグルトサラダに続いて、チャイの湯気がやってきました。
これがね、ハッとするほど美味しい。
茶葉の香りが嫌味なく広がりシミコんできて、ほど良い甘さがふんわりと和ませてくれるンだ。
このチャイだけをいただきにくるのもありかも、なんて思ったりして。
どこか自由な空気も漂うカリーとチャイとスパイス料理の店「INDIAN CHAIHOUSE」。
無愛想そうででもちゃんと気遣いしてくれそうな店主のキャラも気にかかる。
日曜定休。でも時々不定休しちゃうんですって(笑)。
そうそう、冬場のかきのカリーもいただきに来なくっちゃ、だね。
「INDIAN CHAIHOUSE」 品川区小山台1-21-16 03-3792-4197
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