洋食「キクヤレストラン」で 肉天ナポコロッケオムライスカレースパ

kikuya.jpg第一京浜の芝四丁目から海に向かって折れて、JRのガードを潜ると見つかる「キクヤレストラン」。 浮かび上がるような赤い壁面文字は、一気に新装なった建物をこのエリアのランドマークに仕立てています。 あ、そうか、と思い出すのは、東京湾大華火大会の日の出会場から田町駅へと辿るときに目にした光景だ。その時はおそらく、まだ旧来の佇まいだったのでしょうね。 この夜は、地縁あるつきじろうさんの下へとわらわらと集まった八人衆で新装「キクヤ」を探検するという趣向です。 ま、訪ねるのは初めてなので、改装前との比較はできないけどね。
明るい店内は、まだ建材の匂いがしそうな初々しさが漂っています。 眺めるメニューにあるのは、きっと往時のままなのだろうと窺える町の洋食の王道をいくものばかり。 お隣のナポさんの前には既に「ナポリタンコロッケ付」が届いています。 基本的には、酒宴のために拵える品々じゃないもんな、とジョッキを傾けながらメニューを見詰めて、「肉天コロッケ付」を選んでみました。 洋食屋さんの天ぷらは、フリッター的洋風天ぷら。kikuya01.jpgスパイスを含む衣で包んで豚肉のエキス綴じ込めといたからガッツリ喰らってね!ってな台詞がお皿の上から聞こえてくるようです。 濃いぃめの味付けが、ビールにもご飯にも合っちゃうのね。 「オムライス」やフライものの「ミックス」やらをツマミながらグラスのワインをぱかぱか呑んで、メンドクセーと(笑)、ボトルを置いてもらってさらにくぴくぴ。 あはは、酒宴のための品じゃないとか思いながら結局結構呑んでいるじゃんね。 そして一番イケテルと思ったのが「カレースパ」。kikuya02.jpg実は裏メニューらしいのだけれど、太目の麺にしっかり馴染んだカレーソースの旨味にふつふつと辛味を刺すカレー粉の粉っぽさが不思議な魅力になっているンだ。 勝手口の脇にあるプレートkikuya03.jpgには、「SINCE JULY 1946」とある芝浦の老舗洋食店、 「キクヤレストラン」。kikuya04.jpg 豚さんも待ってます(笑)。kikuya05.jpg 今宵のご同席多謝は、 「春は築地で朝ごはん」のつきじろうさん「Tokyo Diary」のromyさん、 月島仮面さん、 「いたりやかぶれ」のmilanokkさん「ナポリタン×ナポリタン」のeatnapoさん「しょうが焼きに恋してる」のGingerさん「くにろく 東京食べある記」のくにさん、の皆さんでした。 ありがとね。 「キクヤレストラン」 港区芝浦1-4-13 03-3451-1336
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