Curry「DUO」で 開店に馳せるは大合格の鶏のキーマ

duo.jpg 祝開店!!であります。 元同僚が、じっと抱えていた想い「カレーのお店をやりたい」を実現させたのです。 店の名を「DUO」。 かつて何度もお邪魔した、 高田馬場さかえ通りの奥にあった喫茶店「DUO」は、 彼のオヤジさんが営んでいたお店なのでした。
そして父親の遺志を継ぐかのように、その名を冠したCurry「DUO」。 開店当日、早速足を運びました。 「DUO」の所在はというと、浅草。 銀座線の松屋隅田公園方面改札を出るとすぐ左手に目に留まる、 地下街の一角に「DUO」はあります。 東武線との連絡口の脇にあり、新仲見世へと抜ける通路にあるのは、なんとも忽然と昭和な地下街。 タイムスリップしたかのような、という表現はここを喩えるためにあるのかも(笑)。 duo01.jpgduo03.jpg 350円の焼きそばを売る店の向かいには昔のビデオテープと一緒に280円の老眼鏡duo02.jpgを売る店がある。おむすび屋さんのお向かいには、700円の床屋といった具合。「占い館マーヤ」もあるぞ。うん、いい味だしてる(笑)。 そんな狭い間口のお店たちと軒を並べる「DUO」は、赤い鍋を象ったスタンドサインが目印です。
たった6席のコンパクトなL字カウンターの前面は既に他の同僚が占拠。 オメデトーと囁きながら、カウンターの横手に回り込みました。 コックコートなんか着ちゃっている奴の姿を眺めるのは、なんだかちょっとコソバユい。
さて、「DUO」のメニューは潔く、「キーマカリー」に「チキンカリー」のふた品のみ。 duo04.jpg「チキン」が辛い方で、「キーマ」がそうでもない方。 すぐ脇でサーブされるのを待つ「チキン」を横目に見ながら、 ひとまず「キーマ」から。
オリジナルなキーマは、ドライな仕立て。 包丁で叩いたかのような、ところどころにざっくりとした粗さを含む鶏胸肉のミンチを使ったキーマだ。duo06.jpg 「どゆ風に喰うべし?」と訊くと、「お好きにどぞ」と云う。 然らばと、全量をええいとご飯の上にのっけてみます。そしてやおらスプーンでひと口。duo07.jpg 知人がなすものとなるとなんらかのバイアスがかかった見方になっちゃうかもしれないけど、 これ、素直に美味しいカレーです。 ほろほろとしながらパサつかず、なるほど旨味を十分に含んで、柔らかい風味なのに汗がでる感じ。 いいぞー。 添えたピクルスもスープもなかなか。「うまいじゃぁん」。そして「合格、大合格(笑)」。
ライトピンクのフレームが愛らしい「DUO」。 duo08.jpg 準備から開店を迎えて、体力的にもそして気苦労もしんどいだろうけど、頑張ってね。 近く、「チキン」を食べにいきます。
「DUO」 台東区浅草1-1-12浅草地下街 03-3845-3151 [閉店]
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