column/02442
らぁめん専門店「凪」で ガツンと一杯特製メガ豚
六本木通りの渋谷二丁目交差点から並木橋寄りに少し入ったところにあるのが、らぁめん専門店「凪」。白い板壁に円で囲んだ”凪”の朱文字が目印です。紅い暖簾を屈むように入り、ぐるっとUターンするように進むと左手にカウンター席、右手にテーブル席がある。小じんまりとして、どこか趣味の同士が集う山間の小屋のような、そんな印象がふと過ぎる。店内のあちこちに豚さんグッズが並び、棚には歴代の作品を記録した「365日日替わり麺」ファイルがあったりする。お品書きをみるにつれ、基本形の「凪らぁめん」をいただくつもりが、”メガ”とか”ギガ”とかの文字に目を奪われて、口から出たのは「特製メガ豚、ください」。炙り目のしっかりついたチャーシューがどどんと載っているドンブリ。トッピングを掻き分けるように蓮華を挿し込んで啜るスープは、うん、こってり濃厚だ。件のチャーシューはたっぷりと濃い味のタレに浸っていて、そのタレがスープに滲んでより濃いぃ味仕立てになっている。ズルズル。麺は若干細目のストレート。ちょっと脂が強い気もするけど、そのあたりも含めガツンと力強い一杯であることは間違いない。とろっと黄身が零れ出す「トロ玉子」も、あり。夜ともなれば「凪」は、麺酒場「夕凪」へと表情を変えるそうで、この日の夜提供日替わり麺は鶏スープに牡蠣風味を利かせているという「カキの塩らーめん」。うーん、それも気になる気になる。こうして日替わり麺を作り続けていくことで、さまざまな素材や調理法に向き合い、研鑽を積んで、引き出しを沢山持つようになっているのだろうね。
そんな「凪」が、新潟復興チャリティラーメン『【ど・凪】コラボ企画☆』の会場となります。
来る12/09(日)! 具材に新潟県中越沖地震被災地の農家から仕入れたものを使用するのだ。
くわしくは公式HP http://kuniroku.com/donagi/ まで。暖かくして食べにきてね♪
「凪」 渋谷区東1-3-1カミニート1F 03-3499-0390 http://www.n-nagi.com/