column/02246再会
いろり焼き「門次郎」
再びお邪魔しました「門次郎」。大将がいつもの、また来ちゃったの的歓迎の笑顔(?)で迎えてくれました。不要なお愛想は一切口にしませんが、なんだか信頼篤い、安心させてくれちゃう雰囲気を持っているのです。この夜は総勢8名様ご一行。定番の「冷やし豆腐」や脂の蕩けがタダモノでない鯖を含んだ刺し盛り、いぶりがっこ、米沢牛のステーキにニコニコ舌鼓。そしてこの夜のトッピックスは、素人でも仕入れルートを知りたくなるような上モノな貝の仲間たち。旨味がギュギュッと詰まったトコブシ、姫さざえ。それはもう濃厚×濃密な海のミルクな岩牡蠣。香ばしくした仕立てがニクイさざえ壺焼き。さらなる白眉が、大将がみせびらかすように手にしていた立派なる黒鮑。柔らかなクキュッという歯応えに艶かしい磯の風味がそそるその身も旨いけど、ひっくり返りそうになったのは肝のぽん酢漬け。一点の濁りも臭みもないまま、炸裂する旨味。だはは、こりゃ堪らんて、もう。おねーちゃん、お酒、追加追加(笑)。こうして、そのスジのお歴々と交わす会話も愉しく、あっという間に夜は深まっていくのでした。
「日本フードジャーナリスト会議」から流れた今夜のご同席は、いつもお世話になっている食ブログ界のおやびんヒロキエさん、かの「ラーメンデータバンク」主宰で「自称「日本一ラーメンを食べた男」の日記」の大崎裕史さん、全国ワイドな食べ歩きネタ満載の日本食べある記@Blogさん、「カレーですけど ごめんあそばせ♪」ヘアーの紅一点華麗叫子さん、そして同じくTBMの認定特派員で軽妙な語り口な「バンド・オブ・トーキョー☆」のロレンスさん、「ジャポ二郎」で「くにろく」なくにさん、そして岩牡蠣をお持ち帰りしそうになった「じょんがら御膳検討委員長」のtakapuさん、のみなさんでした。
「門次郎」 港区六本木4-11-9ミカドビル2F 03-3475-1555