マガジンハウス裏手のTrattoria「Baffo」の角を曲がって入る路地を歩くと、およそ多くのヒトたちが気づく“中華割烹”の文字。中華と割烹がどう交叉しているのか気になるじゃぁありませんか。店頭のお品書きを横目にしつつドアを開くと、目の前にはずらっとスリッパが用意されていて、いずこかのお宅に招かれたかのような雰囲気も漂います。靴を脱ぎ足元を軽くして、案内された5席ほどのカウンターの隅へ。応接してくれる女性は、柔和で気の置けない小料理屋の女将のような、お邪魔した家庭の大奥様のような。お昼のお献立には、「あさりそば」「四川胡麻風味のおそば」「辣醤麺」「光麺」「豚肉のやきそば」といった麺類や「ふかひれの姿煮込みのかけご飯」「麻婆豆腐」「やさいかけご飯」といったご飯ものメニューが載っています。「しらすの炒飯」をお願いしてみました。もともと和食屋だったテナントを居抜きで借りているンだろうなぁと店内をくるっと眺めつつ思う。でもだからといって“割烹”ってなんだろう、と今度は北京鍋を呷る大将の動きcolumn/02294
