通りすがりに目に留めた壁の銘板。
覗き込んだ階下の雰囲気がいい表情を見せていました。
黒板メニューのひとつ「地鶏と夏野菜のカレー」と「熱々キッシュパイとヴィシソワーズ」の上には既に、”売りきれました”の紙片が貼られている。
昼から予約が必要だったりするのかなぁと思いながらドアを開くと、運良くカウンターに席を得られました。
予約は受けていないそう。次々と訪れる客たちが満席を知って残念そうに帰っていきます。
最近食べた他の店のものと較べてしまおうという不遜な魂胆もあって、「あさりのスパゲッティ」をお願いしてみました。
ボンゴレビアンコよろしく浅利が殻ごとゴロゴロと入っている。
プリリとしたパスタをその間から引っ張り出して啜ります。おほ、うまひ。
意外にしっかりした旨味に替わって、どこかす~っとさせるような独特な香りが後味に残る。
なんだろ。千切りされたこの葉っぱの所以か。
訊けば、青紫蘇を使っているのだという。同じシソ科でも、バジルでなくて和の食材を使っているということなのでしょうね。
サービスも心地いい「Cave des Vignes」。
ワインをいただきにまた来たいなぁと思いながら店を後にしつつ気がついた。ここってもしや…。
「Le Manoir D’HASTINGS」の、そして新川「VIEILLE MONTAGNE」の姉妹店なのですね。なるほどです。
「Cave des Vignes」 中央区銀座4-13-15成和銀座ビルB1F 03-3549-6181
column/01593