魚肉酒菜「夢のつづき」

yumenotsuduki.jpg茅場町の支那そば「八島」と同じ建物を脇から降りた地階にあるのが、「夢のつづき」です。狭く天井の低い階段に一抹の入り難さを感じさせるものの、テーブルが左に右奥にと並ぶフロアは、想像よりひと回り広い。ランチメニューは、5種。納豆、めかぶ、ねぎとろ、とろろ芋、温卵、とびこ、いくらがのっているという「ヘルシーとろとろ丼」や「大山地鶏の鶏南蛮」あたりも気になりつつ、豚肉な気分(?)なこの日は、「かごしま黒豚のバラカツ」で。バラカツ、ってことはヒレでもロースでもなく、バラ肉ってことなのでしょうな。口にして脂が甘く蕩けるあたりは、そのイメージ通り。といって、重かったりクドかったりする気配はない。いつもの通り、塩だけで全部いただけちゃいました。日頃ヒレよりもロース派の貴兄は、もしかしたらバラ派でもあるかもしれません(笑)。そして、ご飯そのものが美味しいのに好感です。サービスのコーヒーを啜りながら何気に、ホールの女性と複数の客たちとの会話を聞くつけ、昼夜とも一定の固定客をしっかり掴んでいる様子が窺える。それに大きく貢献しているのが、そのホールの女性の丁寧で細やかな応対だ。喫煙者と嫌煙者それぞれに気を配り、先の「とろとろ丼」では苦手なものがないかその都度訊ね、対応している。気遣いに、気負いのない女性らしい柔和さがあって、それが足を運ばせる魅力のひとつになっているンじゃないのかな。さて、店名の「夢のつづき」には、どんな意味合いと想いが籠められているのだろうね。 「夢のつづき」 中央区日本橋兜町16-1第11大協ビルB1 03-3249-1122
column/02276

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください