西台の駅を降り立つのはもう、
10年振りぐらいじゃないかなぁ。
目指すは高島通り沿いにある、「戎」です。
最近見ることが減ってきた、和歌山ラーメン系だという。
店頭には“スープが命”のプレート
があるね。
カウンターの真ん中に陣取って、品書きをチェック。
和歌山直送の醤油を使ったとある本格和歌山ラーメンの「中華そば醤油」に「中華そば味噌」「中華そば塩」。オリジナルな「チャンポン」なんてのもあるね。
そして、豚骨湯と魚介の融合し和歌山名産のじゃこをのせた粋なラーメン、と解説された「中華そば 磯中華」に目が留まりました。
ラーメンにじゃこのトッピングというのは他で知らないもんね。
スープを啜ると、あれれ、ここ最近定着した感のある魚粉とともに魚介スープが香る。
そうか、そうだよね。変化球を自分で注文しておきながら、頭の中は和歌山ラーメンだったので、割と慣れた味わいにちょっと戸惑ってしまったのさ。
ベースのトンコツは奥行きありながらすっきりと。と思っているうちに表面には脂の幕が張っていく。
麺はしゃっきりの細ストレート。
うん、旨いじゃん。
ふと目線を上げた先のガラスケースにあった「自家製サバ寿司」のほんのり酢飯も、
違和感なくスープに馴染む。
こうなるとデフォルト「中華そば醤油」がどんなだか、確かめたくなっちゃうね。
「戎」 板橋区高島平1-77-13 03-5399-9600
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