本牧の三渓園は、横浜の実業家・原三渓が明治39年に開園した日本庭園で、17.5万㎡という実に広大な敷地に四季折々の草花が溢れ、様々な歴史的建造物が配されている、らしい。蒸し暑さに「三溪園」での散策は果たせなかったけれど、その「三溪園」に敷地を同じくするのがこちら「隣花苑」。鬱蒼なるもきちんと手の入れられた植栽の奥に伊豆大仁町の神官の家を移築したという田舎家が現れます。土間から板張りの廊下を伝い最奥のひと間に。中央のお膳を前にした座布団へ腰を下ろしました。じゅんさいの入った煮こごりや茄子の田楽、牛蒡の胡麻和え、茗荷ののった蒟蒻のぬたなどの前菜のお皿column/00710