九品仏川緑道は、奥沢の浄真寺(山号を九品仏)付近を水源として、自由が丘の南口付近を通り、大岡山の東工大付近で呑川に合流する九品仏川の暗渠の一部が、緑道として整備されたものだ。
自由が丘南口の緑道には、カフェや雑貨店、服飾店が面していて、ちょっと小洒落た雰囲気も醸してる。
いつの間にか一年間学んだ料理教室「魚菜学園」も緑道に入口が接していたことを思い出します。
そんな九品仏川緑道は、
東急が操車場の跡地に造った「トレインチ」の向かい側にも伸びている。ここでもその両側に何軒かの飲食店が並んでいて、
その中の一軒「ナポリハウス」にお邪魔します。
入口正面の厨房を左手に回り込むようにして、
案内された一番奥のテーブルに落ち着いて。「ポルチーニ茸のクリームリゾット」や、
「しまね和牛のタリアータ」などなどの文字が並んだ黒板を横目に、
ランチメニューに一応、目を通しました。
一応、としたのは最初からご註文を決めていたから。白のハウスワインをいただいて、
先行するサラダをお供に暫しの時間を過ごします。
やってきました「アマトリチャーナ」。玉葱とパンチェッタのトマトソースと副題にあるように、
炒めた玉葱の甘さと塩漬け豚バラ肉の旨味、
ペコリーノのコク味が一体となっていい感じだ。
そして、メニューの表題は、
“アマトリチャーナを食べて、アマトリーチェ救おう”。「アマトリーチェ」のお代から、
その大半を占める500円を、
イタリア中部地震への義援金に充てるという、
取り組みがなされているのだ。
東日本大震災に対して世界から支援の声が上がったように、
他所の災害を思い遣る気持ちだけでも持てたらいいなと思うところ。
laraちんやTONちゃんとご一緒した夜と併せてもまだ2皿だけど、
些少ながらも”食べて叶う支援”に参画できた。
Webサイトによると既に、
義援金の1回目の払い込みを行ったようです。
閑静なる九品仏川緑道に面して、
トラットリア「ナポリハウス」自由が丘店がある。自由が丘で創業30年を数えるという古株のイタリアンは、
シェフが代わってもなお、盛業である模様。
“アマトリチャーナを食べて、アマトリーチェを救おう”が、
より多くの方々に支持され、続いてゆきますように。
「Napoli House」自由が丘店
目黒区自由が丘2-14-8 住吉ビル [Map] 03-3725-6489
http://napolihouse.net/