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旬菜居酒屋「彩絵」で カキフライの衣に自問自答
以前お邪魔したカジュアルイタリアン「il DESTINO」の階下に和食のお店がありました。
階段手前に用意された「お昼の定食」には十品弱の定食が並んでいて、それを横目に短い階段を辿ります。
道路沿いのドライエリアからの明かりが地下のお店に感じさせないね。
9月の中頃に初めて寄ったときに印象的だったのは、「めだいの西京焼き」「チキン南蛮定食」「カツ煮定食」といった定番の中に「カキフライ」があったこと。
当然のことながら冷凍モノだということだったのだけど、冷凍技術が進んだ昨今ではシーズンをすっかり外した頃でもそこそこのカキフライが食べれちゃうってことになるのかもしれない、なんてね。
それがただただ素敵なことなのかどうかは別として(笑)。
正真正銘、時季を迎えた「カキフライ」をいただきます。
やや小振りのフライがお約束の5片寄り添うお皿。
やや厚めの衣の歯触りはしっかりとして、弾けるカキジュースはまだ控えめ。
こうしてみると、衣の厚い如何にもフライらしいヤツよりも薄い衣に中の牡蠣がちょっと透けてるくらいのヤツの方が好みなのかもしれないなぁと自問自答したりする。
いやいや、クリスピーな衣のカキフライもいいぞとまた別の声。
そんな風に考えるのもまた愉しからずや、であります。
「彩絵」には、「豚ロース生姜焼き定食」もある。
濃いぃめ味付けで、ソテーの過程でくるんくるん丸まったお姿なのね。そして、また注文んでしまいそうなのが「鮪カツ定食」。鮪の身がパサパサせずジューシーで、
おろしポン酢と衣と好相性をみせるンだ。
カウンターに並ぶ焼酎や日本酒の一升瓶。飾らない季節のお惣菜で一杯、が似合いそうな「彩絵」。
「彩絵(食へんに会)」と書いて、「いろえ」と読ませるようです。
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「彩絵」 中央区新富1-9-4 ファンデックス銀座ビルB1 [Map] 03-5542-2478