とっても久し振りの那覇・国際通りを漫ろ歩く。
いままで昼間歩くことがなかったためか、妙に朗らかな印象の目抜き通り。
アーケードに潜り込んで、牧志公設市場の1階から2階を巡り、横に抜けた平和通りからさらに進んで石畳の壷屋やちむん通りへ。
焼物(やちむん)店の先の路地を上がってやっとこ見つかるのが、地元っ子の知る隠れ茶屋「ぶくぶく」だ。
姐さんの丁寧な説明によると、「ぶくぶく茶」とは、炒ったお米を沖縄の硬度の高い水で煮出した煎米茶とさんぴん茶などのブレンドした茶湯とを合わせて、さらに泡立ててつくるのだそう。
早速その、さんぴん茶、ゴーヤ茶、うっちん茶、ハイビスカス茶とある中からさんぴん茶を選んで「ぶくぶく茶」をお願いしました。冷たいのもできるのだそう。
そしてその名のイメージ通りの“ぶくぶく”を頂いた茶碗が届きます。
でも中身は、宮古「菊之露」の10年古酒。
追加でオーダーしてくれたのでちょっとサービスのバージョンだそう。
再び鼻の頭に泡をつけつつ、柔らかい泡盛の滴にゆるゆるとしてしまうのであります。
国際通りから市場周辺の雑踏からは隔絶した、癒し空間「ぶくぶく」。
お隣の新垣家・東ヌ窯(アガリヌカマ/現存する唯一の上焼窯)は国指定重要文化財なのだそうです。
「ぶくぶく」 那覇市壺屋1-28-3 [Map] 098-861-2950
http://www.buku-buku.com/
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