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nagomi-cafe「HaaYa」でなごみの塔を眺める紅芋アイスパフェ
山のない、平らな島である竹富島で一番高い処と云えば、赤瓦の向こうに見える「なごみの塔」。
火の見櫓としては背丈が足りないとも思えるコンクリートの塔が、集落のランドマークのように立っているのです。
登ると、ちょっとお尻のあたりがスースーするものの、竹富の集落を俯瞰するように赤瓦の家並みが見渡せる。
その先には、ビーチと碧い海。
そして、その「なごみの塔」から振り返るように見下ろすとみつかるのが、nagomi-cafe「HaaYa」。
そう、今日は竹富島で「パフェラッチ!」です。
民宿の脇から階段を上がると、白くした壁と一部に砕いた小石を敷いた白い床。
赤い背の椅子と赤い柱の生むコントラスト。
如何にも女性的センスを活かしたデザインの、カフェ~な雰囲気です。
白塗りの板を渡した手作り感ある窓際の席に陣取りました。
「さとうきびアイスパフェ」は、残念ながら品切れ。
「なごみの塔」と赤瓦の屋根屋根がつくる風景を眺めながら、「紅芋アイスパフェ」の到着を待ちます。
なるほど紅芋を織り込んでるねの薄紫色のアイスの玉が、いち、にぃ、さん。
トップには、ホイップとラズベリーのソースがのっています。
早くも溶け始めたその薄紫をぺろんと舐める。うん。甘さを抑え、すっきりとした紅芋風味のアイス。
そこへ、むにんとした食感を添えているのは手作りらしいサーターアンダギー。
紫色をしているところをみると、ここにも紅芋を使っているみたい。
暑さに溶けるのに負けないようにアイスを平らげ、底の方に仕込まれた白玉食感の一片まで一気に食べ進みます。
ふうう。
炎天下を歩いた体にこんな涼味はご馳走ね。
店名の「HaaYa(はーや)」は、ここを営む赤山家の屋号からきているそう。
赤山家は、竹富島最初の統一者、伝説の王「赤山王」の末裔にあたるのだという。
ちなみに向かいの「なごみの塔」のある公園は「赤山公園」。ならば、下階の「あかやま荘」を赤山王の伝説と竹富の風土由来の宿へとテコ入れしたら観光資源として有効になるかもなぁとそんな余計なことを思ったら、どうやらTBSのドラマにも使われた撮影用のものらしい。なぁ~んだ(笑)。
ぞくぞく更新中の「パフェラッチ!」は、コチラ。
「HaaYa」 八重山郡竹富町字竹富379 2F 0980-85-2253