南森町もほど近い西天満三丁目に、
カレーラーメンのお店があるという。
東京の幾つかのお店でカレーラーメンを食べたけど、秀でたカレーライスの店々やカレーうどんの店たちを擁する関西のカレーラーメンもどんなのだか気になる気になる。
頭上の看板の黄色い楕円が目を引くファサード。
左脇の柱には“上流佳夢
”、右脇には“香麗一味召
”とあって、左は「なぁんだ、“ウエルカム”だ」とすぐ読めるけど、右側はどう読ませるンだろね。
横断幕にあるイラスト
は店主の似顔絵なのだろねと店内に入ると、あはは、イメージ通りの大将が目に留まりました。きっといいキャラに違いないことがつぶさに伝わります。
スタンダードメニューには、「ポーク」「ビーフ」「シーフード」とまるでカレー店のようなラインナップ。
続くアレンジメニューには、「梅」「豚キムチ」「イカ墨」と、云わば和風・韓国風・スペイン風。
そしてその文末はイタリアン(笑)。「ボロネーゼカレーラーメン」に挑戦です!
水菜がたっぷりとトッピングしてそこにパルメザンのかかる絵面は、
大井町の有名つけ麺店で拝んだ光景にも似ています。
水菜の山を崩して箸の先を進めると、煮崩したトマトを含むミートソースが顔を出す。
たっぷりとしたカレースープは、あと口でひりひりっと辛さが追い駆ける仕立てで、そこへ水菜のシャクシャクとした食感とトマトの酸味とチーズの風味と挽肉の旨味が渾然となる。
たっぷりの野菜を炊き込んだスープが幹になっているという出汁味も、それに負けじと仕込まれたスパイスとが両方で迫ってきます。
はふはふ、ぬおおお、はふしゃく、ずず、ずずず。
そこそこ辛いのとカレーのとろみで熱いのとでもう洟水必至。汗だくであります。
にもかからず例によってライスを投入して平らげてしまわずにおられない自分が恨めしい(笑)。
壁のポスターでは、さらに「きざみ海苔」と「あられ」を加えて“カレー茶漬け”として残りのスープをやっつけるセットも推奨している。いやはや、なはは。
店主キャラの発露ふんぷんのカレーラーメンの店「ミスター・パピー」。
大井町では、「ボロネーゼカレーつけ麺」は出さない(?)と思うので、パピー父さんには是非このスタイルでつけ麺も用意いただけると面白いかも、なんて思いながら振り返り、汗を拭くのでありました。
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つけ麺「ajito」 でロッソ冬バージョンとピザソバ予告(07年11月)
「ミスター・パピー」 大阪市北区西天満3-6-27 06-6311-0086
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